10の画廊が展示会場となり「第14回八王子画廊散歩」開催

八王子市内には中小の画廊が散在しており、地元作家をはじめとして幅広いアーティストたちの作品発表の場所となっている。そんな市内の画廊関係者が中心となって「八王子画廊散歩」というイベントが催されている。

2011年は3月10日から15日まで、10ヶ所のギャラリーを会場にて開催される。どの画廊も八王子駅から徒歩20分圏内にあり、散歩しながら美術作品に接するには丁度よい機会だ。

おいらもこのイベントに参加した。作品展示するのは「ギャラリー芙蓉」という、小さいが八王子市内では最も古参の画廊である。上の写真のウインドウに写っているのがおいらが出品した作品の一つだ。

■ギャラリー芙蓉
八王子市横山町18-19
Tel:042-623-9013

会期中にスタンプラリーが開催され、10ヶ所の画廊を回ってスタンプを押した人には、八王子市夢美術館にて開催中の「夢美エンナーレ入選作品展」招待券がプレゼントされるという。1日で全てを回るのはきついだろうが、近くにお住まいの人はチャレンジする価値もありそうだ。

http://www.yumebi.com/exb.html


そして当日「第14回八王子画廊散歩」がいよいよスタート。

午前10時を過ぎた頃に作品を搬入。初めて足を踏み入れたその画廊(「ギャラリー芙蓉」という八王子の老舗画廊だ)に入れば、外見からは想像以上に奥深い画廊の全貌を見て取ることが出来た。入口は小さいが中身は大きいという、云わば八王子の花街界隈に息づく間取りの妙が、此処にも活きているように感じられた。

元はと云えばこの場所は居酒屋であり、巨匠作家のアドバイスにより画廊が誕生したのだというエピソードを、なるほど現実的な事象として納得させたものである。

この1年間で参加する画廊が3つ増えたという。都下の中心都市とはいえ、10もの画廊が存在しているとは知らなかった。八王子という地場が、そのようなアートの発信地としての特別な場所を担っているのかもしれないが、定かではない。

本日初日の「第14回八王子画廊散歩」は、無事にスタートを切り、市内の10ヶ所の画廊を舞台にアート作品の展示を行なっている。昨日のコメントとダブルが、八王子方面に足を向けるようなことがありましたらば、ぜひどれかの画廊をのぞいてみてください。