この作品はとても思い出深い。確か、高校を卒業したのちに東京芸術大学に落ちて、某美術系予備校に通っていた頃に描いたものでした。
場所は「乙女山公園」といったかな。都内の公園にしては、かなりに狭くて、あまり手入れもされていなくて、それだからこその自然が感じられる場所なのであった。
「赤い風景」と題したのは、当時に通っていた美術系予備校の講師の誰かが、「赤いのがいいね」と、云っていたのを記憶しているからなのです。その当時、まさに青春期の聴いた一言には、とても強固な万感の思いを受け取っていたのでした。
赤い森 | 2010 | KatsuoGallery