キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F100号
妖かしの里
この作品を制作した当時は、2023年の春。田舎生活を始めてから、いつの間にやら1年以上が過ぎていました。思えば、所謂「晴耕雨読」ならぬ「晴散策雨制作」の毎日です。即ち晴れた日には散策をし、雨の日には制作を行うという日常が、とても馴染んで生活出来ていることに感謝なのです。一般的によく云われる「晴耕雨読」とはいかない理由は、一つには農業を営む畑を持っていないことであり、また、若き頃よりも読書量が減ったという、そんな複合的な要因があるのです。読書量が減ったとは云え、最近は吉本ばななさんの「アムリタ」等を読んで感動したりしています。「アムリタ」に刺激されたのか、それかあらぬか思うところあり、「霊感」「反抗期」等をテーマに、極私的な小説の執筆も進めているところです。ともあれ基本的には、妖怪やら精霊やらが棲み付いているようなこの自然が取り柄のこの田舎でこそ、「晴散策雨制作」の毎日を送っていけるのでありますので、第二の人生としての毎日を満喫しているのであります。やっぱりこんな田舎生活はやめられない、止められないのです。
妖かしの里 | 2024 | KatsuoGallery