風雪に耐えて芽吹いた我が庭のチューリップ&アネモネ

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昨年末は地元への行き来で追われていたのであり、年末の球根の植え付けも出来ないままであったのであるが、久しぶりに我が家の庭を覗いてみたところ、チューリップ&アネモネの球根類がいつのまにやら芽を咲かせていた。

これらは昨年までの春咲き球根類がそのまま風雪に耐えて生き残り、春の息吹に刺激されて芽生えたものと思われる。人間の手の及ばないところでも自然の芽生えが継続されていることに、とても嬉しい思いがあった。

これから先も立派に育って美しい花を咲かせてほしいとせつに願うのである。

思いの他に苦い「佐原屋」の「ニガ玉」はかなりのおすすめメニュー

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御徒町駅ガード下界隈の居酒屋「佐原屋」には、他店には無い数々の逸品メニューが存在する。当ブログにてもこれまでいくつか紹介してきているが、おそらくこれが初めての紹介コメそのントとなるだろうものが「ニガ玉」である。「ニラ玉」ならぬ「ニガ玉」なのであり、苦い卵料理だ。一言で述べれば其れは卵料理の一種である。ニガウリことゴーヤを用いた苦い卵料理と云えば良いだろうか、苦味走った味が口腔内を直撃する。そのニガウリの量が半端でないので、口にする瞬間において「苦い‥!」という感嘆の呟きを発することが必至となる。

味覚の領域において、味のカテゴリーは6種とも7種類とも云われるが、こと「苦味」をシンプルに味わうにはニガウリことゴーヤをおいて他の食材は見つからないのである。苦味はこと人生においては避けたいジャンルのひとつではあるが、料理の領域においては決して避けるべきものにあらずなりである。

春本番を前に旬の「ホタルイカ」を味わったのだ

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ホタルイカは春を代表する味覚でもあり、春が先かホタルイカが先かは知らぬが、両者が相まっての風物詩なのである。春の夜には、海上に青白い光を放つ。その姿は、神秘的な光そのものではある。

そんな神秘の光を思いながら味わうホタルイカ(蛍烏賊)の味わいは、春のこの時期ならではの逸品である。

ホタルイカの料理には様々あるが、さっと湯通して茹でたホタルイカは「桜煮」と呼ばれており、もっともホタルイカらしい料理だとかんがえることが可能である。酢味噌などの味付けは、この茹でたホタルイカには必要ない。

満開の河津桜の下に土筆を見つけた

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漸く春の気配が漂う中で、逸早く桜が見たくなった。伊豆に行けばきっと満開のらに桜に出会えると思って、電車に乗って河津に向かった。今年は極寒の冬が続いたことから河津桜の開花も2週間程度遅れていたということであり、ちょうど今が満開の真っ盛りとなっていた。当初に予定されていた「河津桜祭り」は昨日10日に終了したが、引き続き「かわづ春うららまつり」として、3月11日(月)~3月17日(日)の間、開催されている。まつり会場となった河津川沿いには多くの露店が並んで旅人を迎えてくれた。「さくらうどん」「桜餅」などの桜にまつわるメニューにはことのほかに目を奪われてしまい、実際にそれらのご当地メニューに舌鼓を打っていた。

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桜並木が連なるイベント会場には、併走するように人の踏み入れない場所が確保されており、黄色の菜の花の派手な色彩に隠れるようにして、土筆の芽が何本も何本も地下から土壌に芽生えている姿に遭遇していた。子供のころに見た覚えがあるが大人になってからといえばずっと見たくてもはっけんできない、見つけられない姿かたちなのであり、とても大きな感動とともに立ち尽くしていたのであった。

八王子夢美術館にて「大正ロマン昭和モダン展」開催中

八王子市内の「八王子夢美術館」にて「大正ロマン昭和モダン展」が開催されている。副題は「竹久夢二・高畠華宵とその時代」という。

http://www.yumebi.com/
■特別展 大正ロマン昭和モダン展
会期 2013.02.01(金)- 2013.03.24(日)
開館時間 10:00-19:00 入館は18:30まで
休館日 月曜日(2月11日は開館し翌12日が休館)
会場 八王子市夢美術館
TEL. 042-621-6777

先日3月7日からの「第16回八王子画廊散歩」にてスタンプラリーのイベントが行われており、画廊散歩に参加している9つの画廊でスタンプを押して回ると、此処「大正ロマン昭和モダン展」の入場料が只になるということになっている。おいらは画廊散歩の初日に9画廊をスタンプ押して回っていたので、今日は無料招待券がゲットとなっていた訳であった。

先ずは何しろ、竹久夢二の自筆の大量の絵画に出迎えられるのであり、感動的なシチュエーションとしては満点に近いものがある。地方の美術館がこうした企画展を開催していることには、八王子市民として悦ばしいかぎりである。

竹久夢二以外の出展作家については、無名の作家がほとんどではあるが、大正から昭和に掛けての時代に活躍した作家たちの力作で占められている。特に雑誌の挿絵等の原画として制作された作品も多く、複製絵画の勃興期の熱意を感じ取ることができた。

「アンコウの唐揚げ」は白身魚の奥深い味わいがした

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冬の味覚を代表する深海魚のアンコウを、唐揚げにて食したのだった。白身の魚であり、そのほとんどが深海魚である。そういった特長が如実に感じ取ることが出来る、稀なる海洋生物がアンコウだということになる。Wikipediaにもまた非常に興味深い記述がのっている。

―――――(以下、Wikipediaより引用)
アンコウは主に小魚やプランクトンを捕食するが、種によっては小さなサメ、スルメイカ、カレイ、蟹、ウニ、貝などを捕食するものもある。さらに、たまに水面に出て海鳥を襲うこともあり、食べるために解体したら胃の中にカモメやウミガラス、ペンギンなどが入っていたという報告もある。
―――――(引用終了)

アン肝や鮟鱇鍋でなくてもこうした料理が存在するのだから、アンコウと云う魚の存在感は益々高まっていくのである。

phaの「ニートの歩き方」は、読む価値ある面白さだった

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結構意外性もあり面白かったという感想に満ちていた本である。作者のpha氏については、おいらも詳細を知らないが、過去に京都大学を卒業して著名企業に就職して後にニートになったという人物であるらしい。その後においてpha氏はニートという自らのスタンスを基準にして様々な提言をしているようである。この「ニートの歩き方」という著書
はまさしく、ニートになるかもしれないし、なりたいなという願望を抱いている人達に対しての、指南書的な書物ではあるが、しかしながら、ニート以後の生活スタイルにまて論を展開しているのであり、決してハウツー本の類とは異なるのであり、一線を隔てているある種の正統的書籍の佇まいである。

「第16回八王子画廊散歩」がスタート。今年おいらは「フロイデン」に出展

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第16回目となる「八王子画廊散歩」がスタートした。3回目となるおいらの作品は、ギャラリーフロイデンに出展した。「八王子画廊散歩」はおいらも定期的に出展しているイベントであり、近年は毎年この時期になると、出展作品制作に気合が入る。男のおいらは経験したこともないが、ちょうど卵を産んだ母鳥が卵から孵った雛を見届けてほっとするような気分になるのが、イベントの初日でもある。

■ギャラリーフロイデン
八王子市横山町25-16 B1階
TEL 042-646-0900

■八王子画廊散歩
http://www.facebook.com/garousanpo
http://www.atorie248.com/garousanpo/

フロイデンはここ数年の間は画廊散歩イベントに参加していなかったこと等から、おい らは初めて此処に足を運んでいた。絵画・陶芸教室が同じビル内で開催されており、設立32年になる老舗ギャラリーのひとつだ。八王子駅北口から徒歩3分程度という好ロケーションでもあり、八王子を代表するギャラリーのひとつとも云えよう。

午前中に作品搬入を済ませてから、例年のように参加ギャラリーを散歩してまわった。出展者は毎年、出展のギャラリーを変えるのが基本だというのであり、知人たちの作品を見つけるという楽しみもまた存在するのだ。過去作品とはまた違ったスタイルの作品展示されているケースもすくなくないのであり、其れが所謂ひとつの成長なのかとも感じさせている。少なくとも怠惰な画風に囚われた知人たちの作品をみるよりずっと新鮮な感動を与えてやまないのである。

5時半からは「アートスペース KEIHO」にてパーティーに参加。昨年よりも参加者はすくなめであったが、地元八王子のイベントやら画廊に関する情報やらにて花を咲かせたのだった。

「Facebook」の成り立ちをドキュメント的に描いた映画「ソーシャルネットワーク」にはがっかり

DVDにて映画「ソーシャルネットワーク」を視聴した。ご存知のように「Facebook」の代表者ことマーク・ザッカーバーグが「Facebook」事業を成功させるまでの成り行きをネタにして興行的にもヒットした映像作品である。だが遅ればせながらに視聴してみれば、「Facebook」の成り立ちをドキュメント的に描いた映画「ソーシャルネットワーク」にはがっかりという思いを強くしていたのだ。

主人公のマーク・ザッカーバーグを一言で述べるならば、彼はひじょうなスキャンダラスな経営者である。彼はまず、ハーバード大学生の当時に付き合っていた美貌の彼女から振られた腹いせに、女子大生を格付けするサイト「Facemash.com(フェイスマシュ.com)」を立ち上げて注目を浴びるが、そのプライバシー侵害的お宅サイト作成が元で、大学からはおとがめを食らうことになる。そして次なるスキャンダルである「facebook」の作成へと向かうのだが、その彼の人生の多くが訴訟にまみれており、映画のストーリーの2本の柱の1本が、「facebook」をめぐるスキャンダラスな法廷映像で占められていたのであり、少なからずに辟易する気分にじゅうまんされていたのた。

法廷でのやり取りの様子を見る限り、サッカーバーグは何も確固たる信念をもたないひ弱なお宅である。こんなお宅が、ビジネス界で成功するのだから恐ろしいといえばそれまでなのだ。ふられた相手である元彼女に対しておこなった行為は極めて卑劣であり、我が国のストーカー規制法に抵触するであろう以上に、偏執的な臭いを振りまいていた。ただプログラミング的能力に長けていたというだけで、今日のITビジネス界を牛耳ることのできるサッカーバーグやフェイスブックには、極めて強い失望の念を抱いたのである。

「ふぐの一夜干」は低カロリーな逸品のメニューだ

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高級魚のふぐが、一般的、大衆的居酒屋にて解禁されてから、5ヶ月あまりが経過して、おいらが通う居酒屋店舗でも、ふぐ料理を見かけるようになった。その代表的なメニューと云えるのが「ふぐの一夜干」である。

一般的に流通するとらふぐ鍋等でみる高級素材魚よりも小ぶりである。毒のあるきもが小さいからか扱いがしやすいのであり、食中毒を引き起こすおそれが少なく、昨年のふぐ解禁がきっかけにしてとても広まっている。

ふぐは白身で淡白でかつ低カロリーなので、カロリー制限等々の食事制限のある人たちにとっては、とても注目すべき食材である。「ふぐの一夜干」は低カロリーな逸品のメニューだということはたしかなのである。

「パン屋を襲う」に掲載されたカット・メンシック氏のイラスト

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昨日記した村上春樹さんの新著「パン屋を襲う」でイラストレーションを描いているのが、カット・メンシックというドイツ人の女性イラストレーターだ。新潮社によるプロフィール紹介には以下のごとくに説明されている。

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1968年、東ドイツ・ルッケンヴァルデ生まれ。ベルリン芸術大学、パリ国立美術大学で学び、「フランクフルター・アルゲマイネ」日曜版やファッション誌「ブリギッテ」ほか、ドイツの代表的メディアに寄稿する人気イラストレーター。2007年、トロースドルフ絵本賞受賞。
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「パン屋を襲う」の前にも「ねむり」のイラストレーションを手掛けている。同二書はと云えば、決して大作ではない小品に、カット・メンシックのイラストを添えた「絵本」という体裁をとっている。村上春樹さん自身があとがきで、「僕は彼女のシュールレアリスティックな絵が個人的にとても好きなので、嬉しく思う。彼女とは一度ベルリンで会って、一緒に食事をしたことがある。旧東ドイツで過ごした少女の話をしてくれた。」とそう説明しているのが印象的である。

正直に記せば、おいらはカット・メンシック氏のイラストがシュールリアリスティックだというよりもポップアート的だと感じとっていた。人体や動物の一部位や近代文明の象徴としての一部位を切り取って再構成する彼女の作風は、春樹つてなかワールドに、かつて無かった彩りをもたらしている。

村上春樹さんのリメイク的新著「パン屋を襲う」

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村上春樹さんの「パン屋を襲う」とは、かつて1981年に発表された作品を元にリメイク的にして先月に出版されたばかりの近著である。

その中味といえば、「パン屋を襲う」という表題そのままに、主人公の「僕」と友人、あるいは「僕」と妻が、パン屋に押し入って襲うというストーリーだ。その理由というのが、「腹が減っていたから」というのであるから、物語はとてもシンプルである。

主人公自らが物語の始まりで解説してくれる。

「神もマルクスもジョン・レノンも、みんな死んだ。とにかく我々は腹を減らしていて、その結果、悪に走ろうとしていた。空腹感が我々をして悪に走らせるのではなく、悪か空腹感をして我々に走らせたのである。なんだかよくわからないけれど実存主義風だ。」

いまやほとんどの日本人にとって「空腹感」を実感することは稀になったが、1981年当時はまだ日常的に感知しえる経験のひとつであった。村上春樹さんの創作の原点のひとつが、空腹感というような極めて形而下的なことで成り立っていたということは、いま改めての発見であったと云うべきだろう。

http://www.shinchosha.co.jp/book/353429/

 

オーダーメイドの額縁

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画材店の「世界堂」から、先日注文した額縁が出来上がったとの連絡があり、受け取りに行った。今月7日から開催される「八王子画廊散歩」展に出展する作品用にオーダーしたものだ。

オーダーメイドの額縁を発注してつくるのは、自作のものを除くならば今回が初めてとなる。自作では若いころにチャレンジしたことがあったがなかなか思うものがつくれなかったので、今回は専門業者に発注することにしたのだった。

額縁をオーダーする際には、業者間では「さお」と呼ばれている見本となる板を選ぶことから始まる。出来るだけ額の色調が邪魔をしないで、かつ印象深くなるものをとしてチョイスしたのが、浅い色の木調に、虫食いのアクセントが施されている代物だった。8号程度のもので、価格は1万円と数百円也。世界堂で販売されている既製品に比べて約2倍程度、おいらが普段購入している画材店の特価品と比較すれば3倍程度の出費となっていたのだった。

今回のオーダーメイド額縁の注文のきっかけは、制作作品のサイズが既製品に似合わないことがきっかけとなっている。8号キャンバスにて制作していた作品がどうもしっくりこなかったのだ。そして、4号+4号のキャンバスにて構成し直してみたら、これがイメージにフィットして、結局はこのサイズで制作をすることとなり、必然的にオーダーメイドの額縁が必要とされたという次第なのである。

■「八王子画廊散歩」の詳細はこちらを参照してください。
http://www.facebook.com/garousanpo

人気No.1の街こと吉祥寺の横丁を散策した

本日のニュースでは吉祥寺での殺害が、深い関心と共に報じられている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130301/crm13030110090002-n1.htm

人気度ではナンバー1、住みたい街の1位にランクされるというくらいな吉祥寺にてこのような殺戮が行われてしまったことへの驚きは、おいらも含めて大多数の日本人の抱いた思いではなかろうか。かつて吉祥寺に住みたくても経済的等々の諸事情で諦めてきたかつての記憶の思い出がだぶって、とても落ち着かない気分でいる。住みたかった街の事実はどうなのだろうかと云う思いも手伝って、吉祥寺駅に途中下車してみたのだ。

殺害現場となっている場所は北口から数分の繁華街を抜けてそう遠くないところにあり、そこで殺戮が行われたという事実が信じ難いくらいである。容疑者として逮捕されたのはルーマニア国籍の17歳の少年というのが、より一層に殺害の不可思議さを増長させているかのようだった。

春の味覚である菜の花こと「ナバナ」を味わった

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春間近の本日は、いつになく温かい風が街中をおおっていた。自宅から会社への道すがらには春の息吹とも云えるくらいに芽吹いた植物の成長をこの目で見たいという認識を強くしていたところではあった。

それでも家についての日々日常は、その日のあれこれやを前提にしているのであり、寒い日とか極寒からの抜け出しの日々を、これから記していくには、おそらく大いなる壁がのしかかってくるのだろあということを思い起こすのである。

今晩のナバナこと「菜の花」は、まるで繊細な食感と食味に満ちていたのでありとても満足感に浸れることが出来たのだった。

「豆腐ステーキ」は驚きのメニューだった

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世の中には「豆腐ステーキ」なるメニューがあるらしいということはききおよんでいたが、実際に久しぶりにその姿を目にし、口にしたらば、些か驚きに満ちていた代物ではあったのだ。「豆腐ステーキ」は驚きのメニューだったのであった。

その作り方といえば、先ず絹ごし豆腐に片栗粉をまぶして油で揚げる。うっすらと色が付いたくらいの揚げ加減で取り出し、玉ねぎのあんかけソースを掛けて提供されていた。ステーキというよりは揚げ豆腐という印象であり、実際に何度か口にした「揚げ出し豆腐」の食感と同じである。玉ねぎのソースは「揚げ出し豆腐」のものよりもコクがあり、絹豆腐の繊細な味にもぴったり来るものではあった。

「白子のホイル焼き」で、ホットに温まったのだ

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タラの精巣こと「白子」はよくポン酢で食されるが、今夜は珍しく、ホイル焼き料理で味わった。味付けは薄めの味噌味である。ポン酢以外にも鍋料理に白子が脇役として添えられることはままあるが、「白子のホイル焼き」という白子が主役の温ったかメニューは、とても有り難い思いがしたものである。寒い季節には温かな白子料理は良くできたメニューであった。

つるつるっとした食感に、奥深いほんのりとした甘さと旨み。たんぱく質が豊かであり、ビタミンDやビタミンB12といった成分も豊富な食材である。最大の難点は「プリン体」が多いということで、通風もちのおいらにとっては鬼門的食材なのだが、それでもたまには口にしないとおさまらない。有り難くもあり危険でもある、扱いが難しいことこのうえないのである。

今年度の食べおさめ的な、静岡風の「おでん」をほっこりと味わった

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本日はまたまた寒波の到来ということで、真冬並みの寒々しい日となっていた。おいらもまた、上州の実家から帰京する途中では北関東の栃木県を震源とした地震による、鉄道網の混乱などに見舞われて、寒々しくかつ陰鬱な時間をすごすこととなっていた。

帰京して立ち寄った居酒屋で、先ず注文したのは「静岡おでん」だった。だがあまり静岡風が強調されているでもなくて、関東のおでんとしても通用するくらいのポピュラーなるものであったので、おいらもほっこりと、何の違和感も感じることなく温まることができたのであった。

大根、蒟蒻、がんもどき、ちくわぶ、等々それらのどれもがおいらの大好きなおでんねたであり、関東風であれ静岡風であれ、正統なおでん料理として は、逸品的の味わいであった。今年度の食べおさめ的な、静岡風の「おでん」をほっこりと味わったのであり、すこぶるうきうきなのである。

会津産の「馬肉刺し」は我が国食文化の賜物だ

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馬刺しこと馬の生肉を食した。福島県会津産だそうである。長野県に旅して馬肉刺しを食べたりしたことがあるが、久しぶりに口にする馬肉というのは、赤身の生の美味さとでもいうのか、繊細な味わいが刺激的であった。

その見た目は牛肉にも似ている。アメリカでは牛肉と称して馬肉が混入されているという国際ニュースが少し前に報道されたが、そのときの驚きはといえばこれだけ味覚に違いのある馬肉と牛肉の区別が付かないという、アメリカ人の味音痴ぶりに対してのものだったと云えるかもしれない。反面教師的米国の食文化の薄っぺらさを思えば、会津産の「馬肉刺し」は我が国食文化の賜物である。

TPP条約などが今後もし、締結されてなどしてしまうと、日本人の味覚は破壊されと馬肉と牛肉との区別さえ付かないものになってしまうだろう。そして何よりも食の安全性が脅かされることになる。TPP条約反対の根拠はいくらでも存在するのだ。

本日は日本がアメリカの属国となる1歩を踏み出した日、即ちTPP参加に舵をとってしまった日として語り継がれることになるだろう

前々から何度か述べているが、おいらは「TPP」への参加や参加を前提とした動きに対しては絶対反対である。その主張は過去から未来永劫に関して揺るぐことはない。いまどきの流行言葉で云えば「ぶれない」のである。我が国日本がTPPという不当な条約を結ばねばならない理由などは存在しないのであり、全てはアメリカの圧力による日本国の属国化への企みと云うべきなのである。

本日の2013年2月23日という日は、安倍晋三首相による実質的な「TPP」参加を表明した日であり、オバマとの日米の愚かなる密約を結んだ日である。記者会見場における安倍晋三の振る舞いには、みょうに着飾った言葉が羅列されているのだが、それらの多くは随行した日本の官僚とオバマ政権側とで取り引きされた、表現にまつわる一語一句に対する取り引きの影がちらついている。そんな汚わいにまみれた言葉を発する安倍晋三が我が国の最高権力者として居ることに対して、国民の一人としての屈辱感を感じずにはいないのだ。

本日は日本がアメリカの属国となる1歩を踏み出した日、即ちTPP参加に舵をとってしまった日として語り継がれることになるだろうことは明らかである。