反転する二つの月

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

上弦の月と下弦の月が一緒に目に映ったような、そんな光景をイメージして描いた作品です。そもそも上弦の月と下弦の月とに、僕自身は特別な思いなど何もないのですが、二つの月が一つの世界に出現したという、そんな偶然性、稀少性、意外性、等を表現したく考えた結果として制作したのでした。そして完成した作品とはいかがか? ちょっと二つの月同士がいがみ合っている、或いは互いに恋がたきとしてライバル視している、かといったイメージが付きまとってしまったことは否めません。異性をめぐって争うことなど現実的にみたら人間にとっては当たり前の光景ですが、まったくもって不如意であり、当初の思惑とは違った作品に仕上がってしまったのでありました。残念!

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誕生前

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

ずっと前から日本社会は閉塞の状況にがんじがらめ。でもやはり、新しいこと、新しいいのちは、きっとどこかで誕生しているのです。そんなことからインスピレーションを受けて描いた作品です。この場所は何処なのか? はっきりとしたイメージはつかないのですが、やはり人間が密集する都会ではなくて、自然といのちと精霊たちが交流する場所、すなわち田舎であるとは思うのです。きっと僕の棲む田舎のどこかで、新しいいのちと精霊たちの誕生劇が観られることになるでしょう。目出度し。

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彷徨う街に映る月

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

月を眺める習慣がついてしまったおかげで、夜を楽しむ時間がまた増えたのであります。夜には自作手作り料理などをあてにして、一献傾けたりするのが毎日でありますが、夜時間が増えたことにより、過去の名作映画、映像、配信動画、等々に接する機会もまた増えてきたということなのです。動画配信サイトでは、ガーシーなどという如何様代議士が跳梁跋扈していたという。そんな下世話のニュースも、すぽっと取り込んで、ネット界に深入りすることとなっている昨今なのです。

ところで、ガーシー問題以上に問題なのは、ネット界における詐欺行為。三流作家やイカ様弁士たちによる、なんちゃって教祖やらなんちゃって教義がネット社会を蔓延している。こんな新しい世界の動きに対して、我々はもっと注目し、糾弾していくべきだと思うのであります。

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上を見つめる女

上を見つめる、しかも目を閉じて、こんな表情をする女性をモデルに描いたのです。その姿はまるで、祈りをささげる姿でもあり、しかも上を、将来を祈願する光景にも映っていた、そんな景色であったのです。日々日常を色々な思いを込めて演じる、その姿形を画にしたくて、この作品を描いたのです。

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宇宙の印章とその世界像

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア M10号

月にまつわる憧れとともに、我々地球人にとって、宇宙という世界はただ広々としてだだっ広いばかりではなくして、やはり月の裏側を連想させるような真実を内包した世界であることを実感します。そのスケールの大きさから云えば月のそれをも遥かに凌駕していると云えるのかもしれません。我々地球に住む人間たちはそんな未知の真実に目を背けてはいけないのですが、現実には国家間、人種間、あるいは個人としての人間たちの、醜い諍いにがんじがらめになっていると云うことを改めて思うのです。人間たちの諍いをどう収めていくのか? そんな解決のひとつに、宇宙への眼差しがあるのだと感じています。人間たちの愚かな諍いを収束すべき鍵を見つけようとして、天空を見上げたりすることもしばしばなのです。

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八王子画廊散歩

一昨日からスタートした「八王子画廊散歩」のイベントに参加しています。僕が出展している会場は、八王子南口からほんの徒歩数分の「ギャラリー新」です。店頭のウインドウと室内に1点ずつ、計2作品を展示しています。ご興味やお時間がありましたらこの機会にご覧ください。八王子を中心とした多摩地区の美術活動を総覧できることを保証しておきます。是非!

■ギャラリー新
八王子市万町6-3
3月9日(木)~14日(火)
午前11時~午後5時(最終日午後4時まで)


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満月夜の音楽会

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア M10号

本日3月7日は満月日なんだそうです。夜空を見上げるのは、昨今はこうした特別な夜ばかりとなりまして、何とはなく残念な思いがたち込めてばかりいるのですが、いまだ月のもたらす威力については、大きな希望を抱いているところであります。月が満ち欠けするのは当然ながら、月と太陽と、そして我々が棲息する地球との距離関係に担われているのです。ですがたかが其れだけとは云うなかれ!春爛漫の妖気に勢いづいた妖怪やら精霊たちやらが音楽会をもたらした様なのです。この特別な満月の日に感謝です\(◎o◎)/!春の妖気に勢いづいた、昨今の妖怪やら精霊たちに天晴れ!

先ほど夜間散策をして、満月の月を発見! 思いっきりに月光浴を行なってきました。超ラッキーな特別な日になりそうです。

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春夜のおぼろ月

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

大好きなピンク・フロイドの名盤「狂気」の本題が、英題の「The Dark Side of the Moon」であることからも判るように、月という存在は数々の未知の真実を有しているのです。ところで春の日の朧月夜はとても神秘にあふれています。地球に棲む人類たちから見たら下に月の弦が見える下弦の月だと云うようです。おぼろげながらの月に望みを託すならば、こんな下弦の月が叶っているのかもしれないと思っている昨今です。月を見たら、いつでも希望や再生を懇願している昨今なのです。

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朧月夜の音楽会

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア M10号

大好きなピンク・フロイドの名盤「狂気」の本題が、英題の「The Dark Side of the Moon」であることからも判るように、月という存在は数々の未知の真実を有しているのです。月が満ちれば月影が生じ、また月が欠ければ、温泉地に宿泊するカップルたちが発情し交尾を惹き起こすことなどから、繁殖に適しているとも噂されています。月と仲良くしていくことで、人生を有意義的に謳歌することが可能なのかもしれません。通常的に人間たちが観る月は一つとなりますが、二つ三つの月が現れたりする現象が、起こっていることも、不合理なことではないのです。月たちの光が照らす世界で、人々は音楽会を開催したりすることもまた、あながち不合理なことでもないのです。

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こぶを持っている獣とその里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

獣シリーズとして描いた一作品です。ある種のこぶを持った獣たちは、まるで人間界と霊界との仲介をするように行動するのだ、ということをイメージして制作したものです。なかなかこぶを持って世間を闊歩することは難しいとは思いますが、こぶくらいのハンディをものとはせずに活躍していって欲しいものです。そんな気持ちを込めて描いた作品です。

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月への階段


キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F8号

大好きなピンク・フロイドの名盤「狂気」の本題が、英題の「The Dark Side of the Moon」であることからも判るように、月という存在は数々の未知の真実を有している。さらにまた、人間にとっての畏怖的存在感も有しているのであります。いつか僕自身も月に旅行などして未知との遭遇を図りたいと思っているのであります。そんなこんなをテーマとしながら描いた作品です。ピンク・フロイドを聴きながら描くには、まさしくもってこいの題材であります。これからもますます強く、月への興味が拡大することを感じ取っているのです。

月の妖精は何時の日だったか、あるいはおいらに向けて、ここまで来るのは特別な君だけの階段を登って来るのが相応しい、等と挑発し、おいらはそんな挑発に乗っかって、月へと向かうおいらだけの道を我流で描いてみた。そうしたら自然とこうした光景が浮かび上がっていた。

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霊山から降りる獣

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

獣シリーズとして描いた作品です。ある種の獣たちは、まるで人間界と霊界との仲介をするように行動するのだ、ということをイメージして制作したものです。まるで霊界との貴重な架け橋として存在しているのではないのか? こんな想像が本当かどうかは分かりませんが、いつもこれからも、ずっと霊界と人間界との懸け橋であってほしいものであります。

幼い獣が闊歩する里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

先日アップした作品と同様のテーマで描いた作品。こちらは幼い獣がモデルであり、より緊密に寄り添い支え合い、しかも愛し合える。親密な関係性を表現した作品なのです。どうか皆さん、幼い獣を見たら、愛して愛でてくださいますことを切に希望する次第であります。

獣が闊歩する里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

昨年2023年は、僕自身にとっては激動の年であったことは間違いない。のですが、むかしに描いた旧作品にもひかりを与えたいと思って、今回の投稿をしたのであります。タイトルは「獣が闊歩する里」。制作時にはけっこう気負って付けたものですが、いまではちんけなタイトルであると思う次第であります。獣が里を襲ってきたりするのをイメージしたのではなくて、里が獣たちを招待しているイメージで描いたことを、ここに明記していたいと思っています。

ともあれ、2023年の今年もよろしくお願いいたします。

妖かしの里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F8号

今年2022年の描きおさめとなる作品。生活環境、生活スタイルを目まぐるしく変えて、私事ながら激動の一年を顧みれば、これが描きおさめとなってとても満足です。2023年からは、また少々、視点やスタイルを変えていかなければという決意を込めて仕上げました。

妖かしの里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

冬になると里山は静かさを増すとともに、妖かし度もアップさせるのこのごろです。
里山のあちらこちらからは、霊的な存在を想像させるいのちの叫びを聴くことができるのです。

妖かしの里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

田舎暮らしを始めて半年以上が過ぎました。出会いと発見を求めて里山を散策する機会が増えているこの頃なのです。

散策といっても都会のそれとは異なって、急峻な坂道やら、か細い獣道やら、あるいは地下から湧出して流れる水の川道だったりに、感銘を受け取っているのを感じ取るので、やはり田舎暮らしはやめられないのです。

ふとしているときには里山の息遣いを感じる時間に包まれます。それはきっと、様々な霊魂や鳥たち昆虫たちの息遣いにちがいないのだろうと思うのであります。歩くことは身体の健康にとって良いばかりではなく、様々な世界のいのちとの交流なのだと感じている昨今です。

身近な里山をモチーフに描いた作品は、当初の「豊穣シリーズ」から「怪かしシリーズ」へと、少々視点を変えて連作しています。妖怪たちに出会うことを想像しながら里山巡りを行なうのもなかなか愉しいものです。

都会の喧騒から発せられる叫びがムンクの叫びならば、こんな田舎の長閑な環境から発せられるのは、ムンクの叫びとは一味違っているものだと思います。

ムンクは偉大なアーティストで僕も尊敬していますが、都会派の作家であることから、少々異なったテーマなのかと思います。

日本の作家に例えるならば、都会派の太宰治さんの強烈な叫びに対して、吉本ばななさんの緩やかな世界観が当てはまるのではないかと思っているのです。

妖かしの里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

秋も深まり、近郊の山野も紅葉に染まって、散策が愉しいこの頃です。やはり散策しながら発見や出会いを続けていくことが、心の栄養になっていることを実感するこのごろです。里の光景が色づくのを見るにつけ、そこには歴史に蓄積された死霊や生霊や魂が行き交っているのを、肌身に感じ取っているのです。

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妖かしの森

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号森には精霊を始めとする様々な妖怪が生息しており、夢と現とを行き交っている。

そんな光景に接することは、僕にとってのとても稀有で貴重な体験ともなっているのです。