武蔵小金井の居酒屋「大黒屋」でクサヤを味わった

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武蔵小金井の居酒屋「大黒屋」でクサヤを味わったのだ。その昔は「クサヤ」と云えば居酒屋の定番メニューであったが、近ごろはその匂いが敬遠されてか、中々メニューに見かけなくなってしまった。いまどき「くさや」を食したいと希っても、どこでも簡単に食せられる訳ではない。あのつ~んと鼻に来る、独特の腐ったような匂いは、人によっては食欲を減退させるばかりか嘔吐をもよおす異臭ともなりかねない。異臭と闘って食するに値するメニューなど、そうそう滅多に出遭えるものではない。小金井の「大黒屋」はその「クサヤ」が味わえる今時の希少な居酒屋なのである。炭火にかざしてクサヤを炙れば、その匂いは店内に広まっていくのだ。酔客がその匂いにクレームを付けることも今では珍しくはないのである。多数派を取り込むメニューばかりが幅を利かすのが、どこの居酒屋でも当たり前になってしまった今や、ほとんどの店にてこのメニューは、取り扱い厳禁の一品となってしまったようである。無性にくさやが食したくなったときなど、自然と足が向くのが、ここ小金井の「大黒屋」なのである。今宵もふとくさやの面影につられてぶらりと足を運んでみたのでありました。

■大黒屋
東京都小金井市本町5-17-20-101 1F

「アーツ前橋」にて「小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る」展が開催

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おいらが帰省していた群馬県前橋市内の「アーツ前橋」では、昨日から「小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る」という展覧会が開催されている。映像作家ととして活躍する小泉明郎氏の作品にスポットを当てた企画展である。副題には「捕われた声は静寂の夢を見る」とあるように、映像作家の特異な思い入れが反映された展示となっている。

小泉明郎氏についてはおいらはほとんどと云ってよいくらいに関心外であったのだが、わが国で注目される以前に米国内の美術界にて注目を浴びて評価されていたという、稀有な評価を浴びている作家だということである。

展覧会会場にて放映されてていた映像作品の多くは、戦時中の日本人の家庭におけるやり取りや、特攻戦士を義務付かれた若者のエピソードや独白、等々、戦争と人間の有様がテーマとして浮かび上がっていた。おいらはそれらの映像作品に接していながら、ほとんどの場面で違和感を抱いていたのだが、未だにその違和感の本質は見て取ることができないでいる。まずは冷静に、本日視聴していた小泉氏の作品群のイメージを反芻しながら、介錯と解釈とを進めていきたいと思う次第なのである。

http://www.artsmaebashi.jp/?p=4983

■アーツ前橋
〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5-1-16 アーツ前橋
tel:027-230-1144

「生ダコの刺身」は茹でダコより美味なり

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今日は久しぶりに「生タコ」を食する機会が持てたのであり、強く「茹でダコ」事情についての憂いを感じたのである。

タコの刺身といえば、これまでは茹でダコがあたり前であった。刺身と云いながら茹でたタコを出すなどと云えば、詐欺にも等しいやりくりにも思えるのだが、世間一般の流通業界においては「タコ刺し」がイコール「茹でダコの切身」であったということが顕著であり、今でもそんな流通業界の常識がまかり通っている。

タコは食材として、様々に加工されるべき可能性の凝縮した存在である。だからと云って茹でたものを「刺身」と称する商法は問題であろうと思うのである。

「白魚の卵とじ」に舌鼓み

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「白魚の卵とじ」という料理を食したのだ。主にシラウオの稚魚を茹でて卵とじにしたメニューである。以前から其の白くて小さな姿形が興趣を唆るのだが、其れが卵とじというメニュになって提供された時には、白い稚魚が卵とじとなって泳いでいるような姿形が、新たな感動を齎してくれていたのだった。

冬を惜しむ様に「牡蠣のグラタン」を作って一献

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「牡蠣のグラタン」を作って一献したのだった。寒さが身に染みる頃からずっと牡蠣が美味い季節になって牡蠣料理を味わう機会が増えたが、「牡蠣のグラタン」はやはり欠かせない逸品である。謂わばグラタン料理の一種のアイテムだが、他のグラタンにはない愛着を感じさせるメニューなのだ。海の幸そのものの磯の味わいが、チーズやミルクと出会って凝縮された味わいである。そもそも海のミルクとも云われる牡蠣に、たっぷりのミルクやチーズを用いて調理するものだから、ミルクの風味がたっぷり至極の料理なり。気持ちや身体が震えているかのごとくの昨今のおいらには、たっぷりと温まれるメニューなのだった。相当以前にはおいら自身が生牡蠣が所以で食中毒にかかったことがあり、その体験がある種のトラウマ的な影響を及ぼしていることと推察可能である。だが焼いた牡蠣ならば話は別である。「牡蠣のグラタン」には特段の食欲を刺激していたのであった。

ニューウエイブの「八王子ラーメン」を食した

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久しぶりに地元グルメの八王子ラーメンを食したのだった。今回訪れたのは八王子駅南口の某店舗である。其処のラーメンを、玉葱盛りにて食していた。

濃厚な醤油ベースのスープに刻み玉ねぎのトッピングが特徴の八王子ラーメンを提供するニューウエーブ店である。醤油ラーメンには珍しく麺は細麺。濃厚なスープを充分過ぎるくらいに吸い込んで喉に入る麺の味わいはド~ンとしたインパクトだ。細麺が八王子ラーメンに適しているかについては疑問があるが、八王子ラーメンの個性的な一杯であることは間違いない。

上野アメ横の立飲み屋「たきおか」の名物「ハムカツ」

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立ち飲み屋のメッカは上野である。そもそも立ち飲み店は近頃は都内の様々な場所に存在している。新宿、渋谷、上野然り。そんな中でも上野の「たきおか」は特別な店であると云えよう。何処よりも繁盛している。歩道を隔てた近くには、同じ立ち飲み店のライバル「カドクラ」がある。その人気度にて切迫している。常に立ち飲みのテーブルが埋まっている店など、ほかに見つけようにも見付け難いくらいだ。同店のメニューにも工夫があり、先ずはタモリがTV番組で絶賛したという「ハムカツ」だが、薄いハムを重ねてこんがり揚げるという工夫がある。立ち飲み店の主流メニューは揚げ物だが、この店の揚げ物には一工夫以上のプラスがあって、呑兵衛を引き付けているのだ。

うん十年ぶり「上野動物園」を訪問

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA何十年ぶりかで「上野動物園」を訪問。この前に訪れたときの記憶は殆ど無いのではっきりとしたことは記せないが、恐らくは大学生の時に訪れて以来、うん十年のご無沙汰期間を経ての訪問であった。

人気者パンダに限らず、ゾウ、トラ、クマ、ライオン、等々の獣たちに相まみえることができて、子供心の発芽のように好奇心が刺激されたのだった。鳥獣のエリアに足を進めると、カラス以上に煩い鳴き声を発していたのが、ワシ達であった。隣の檻にはタカがいて静かにしていたのと対比すると、極めて煩わしい生態が見て取れていた。カピバラという珍しい生き物にも出会えた。可愛い其の姿形と獰猛な生態が印象的であった。

「活タコのカルパッチョ」を味わう

takokaru01takokaru02ボイルされないタコの刺身を「活タコ」と呼ぶが、この活タコを用いてイタリア風にアレンジした「活タコのカルパッチョ」を食した。オリーブ油を基本に洋風酢味のソースがピリリと効いて良い効果を上げていた。

もともとタコには抗酸化成分としてのタウリンが豊富なのであり、成人病予防のための必須の食材の一つである。タウリン成分は疲労回復のための成分として、様々なサプリメントにも活用されている。もともとタコから抽出される成分であるからタコの刺身から摂取するのに越したことは無いのだ。タコの活刺身というものはといえば、通常的に食べている茹でダコの食感に比べて格段に、コリコリとした食感がとても食欲なりをそそぐのである。

「海老チリ」は我が国の定番になりつつある

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海老チリという中華の料理を食したのだった。

海老や蟹という甲殻類は、常に一定期間をおくと食べたくなる食材であり、やはり身体が求めるのだろう、定期的に口にしている。殊に海老は様々な種類があるが、いろいろ含めて求めてやまない食材だ。最近よく口にするのが「海老チリ」なのである。「海老のチリソースあえ」という名称で提供されることも多いのであり、我が国に定着するちょいと前の中華料理の定番の一つと云えるだろう。

珍魚の「ホウボウの煮付け」を味わう

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地元の居酒屋にて、ホウボウという珍しい魚を煮付けで味わったのだ。先ずは其の姿形に目を瞠ってしまった。なにしろ頭部が巨きくて背から尾にかけて細くしぼんでいる。目がギョロっとしてその目線にドキッとされたのだ。胴体の両側の胸鰭は異様に大きく、緑色、鮮青色、等々のまだら模様が目に刺さってくる。口はとてもつつましくておしとやかだが、それらのアンバランス感が何とも異様である。食用になる身の部分は限られていて少ないが、白身の身は滑らかな味わいで美味だった。

地元店にて「自家製厚揚げ」にて一献したのだ

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「自家製厚揚げ」にて一献。やはり晩酌は、手作り自家製のものに限るのである。地元の居酒屋には「自家製厚揚げ」というメニューがあるのだが、これが存外酒の肴としていける逸品なのだ。所謂「揚げ出し豆腐」とは異なっていて、しっかりとした衣がさくさくとした食感を醸しており、中は絹豆腐のトロリとして繊細な風味が舌を襲う。生の豆腐を注文を受けてから植物油で揚げて調理されるものなのだからであり、それだけ手が込んでおり、料理人の思いが詰まっているのだ。こんな料理はまさに「Tokyo is a city of Dinamic ・・」云々と云った前東京都知事こと猪瀬直樹の言葉を惹起させるが、実際は其れ以上の逸品的な代物ではある。そもそも厚揚げとはどこのスーパーにも置いてある日常的大衆メニューであり、取り立てて騒ぐこともないのは重々承知なのではある。だがしかし、こんな自家製厚揚げはといえば特別な裏メニューなのだ。おいらの出身地、群馬の田舎では、厚揚げのことを「生揚げ」と呼んでいる。生のままの絹漉し豆腐をそのまま油に潜らせる。10数分を経て揚がり上がったほ くほくのものを、葱、生姜、鰹節をのせ醤油を掛けていただく。まさしくほっかほっかの豆腐の旨みに加えてカリカリとした殻の食感がたまらない旨さのハーモ ニーを醸し出すのである。

八王子市夢美術館にて「きかんしゃトーマスとなかまたち」展が開催中

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本日は「八王子画廊散歩」の最終日であり、おいらの会場の当番日でもあり、ほぼ終日は同企画展関係の作業で追われていた。そんな中でも、八王子夢美術館にて開催されている「きかんしゃトーマスとなかまたち」へと足を運んでいたのだった。

同「きかんしゃトーマスとなかまたち」企画展には、「八王子画廊散歩」の会場を回って全てのスタンプを押すことにより、無料で入場できるという特典が用意されていた。おいらもまたその特典を使って入場したという訳なり。ご存知「きかんしゃトーマスとなかまたち」とは、数年前まで我が国でも放映されていたアニメーションである。そもそもは、イギリスの架空の島ソドー島の鉄道で働く、顔と意志を持った蒸気機関車や車両たちと、それに関わる人々を描いた作品である。その原画を一同に介して展示されたのが、この企画展なのではある。

もっともおいらは当初からこの企画展に対して何の興味関心も抱くことはなかったのだが、やはりというのか「八王子画廊散歩」関係で無料入場できるというので、足を運んだという次第なり。子供向けアニメーションの原画展というだけでは、足を運ばせるに足る魅力があるとも思えなかった。

実際に足を運んだ同展覧会場にてもっとも興味を唆られたのは、原画作家が一人ではなくて、数名(3組4人)の画家が描いた原画が展示されているとうことだった。同アニメの原作者ウィルバートとの関係性は、同アニメーションの成立に関して重要な意味合いを有している。つまりは、原作者ウィルバートの恣意性において、原画作家たちが取捨選択されていたという事実に対して、おいらはある種の違和感とともに、アニメーション業界のある種の不条理を感じ取っていたと云うべきなのかもしれないのである。

■きかんしゃトーマスとなかまたち
2015.2.11~2015.4.5(日)
八王子夢美術館
〒192-0071
東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
TEL. 042-621-6777 FAX 042-621-6776
月曜休館
http://www.yumebi.com/

「ヒラメ刺身」にはエンガワが付いて来た

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平目(ヒラメ)の刺身を食したのだが、ヒラメのコリコリとしたエンガワの部位が特別に美味だったので、特別に得した気分を味わったのだ。平目の刺身と云えば、数ある白身魚の中で、繊細で蛋白で奥深い味わいが特徴的な高級魚であり、刺身で味わうにはもってこいの魚であり、おいらも久しぶりに口にしていた。其の旬はと云えば去りゆく冬季なのであり、冬の季節の代表的な味わいなのではあった。

八王子画廊散歩に出展した「月への階段」

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八王子画廊散歩に出展した作品の一つ。夢の中では月との対話を体験することの多くなったおいらなのだが、そんな対話の一つのシーン(光景)として脳裡に焼き付いてしまったイメージを描いてみたのがこの作品である。

月の妖精は何時の日だったかおいらに向けて、ここまで来るのは特別な君だけの階段を登って来るのが相応しい、等と挑発し、おいらはそんな挑発に乗っかって、月へと向かうおいらだけの道を我流で描いてみた。そうしたら自然とこうした光景が浮かび上がっていた。

 

焼き鳥屋小太郎の名物「玉ねぎの肉巻き」

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少々遠回りしても味わいたくなるメニューの一つが小太郎の「玉ねぎの肉巻き」である。八王子市内の焼き鳥屋の名店といえば「小太郎」が先ず挙げられ、鶏や豚のモツ類を焼いた焼き鳥、焼きトン類はもちろんだが、それ以上においらの好みなのが「玉ねぎ肉巻き」だ。大雑把にカットした玉ねぎに肉を巻き、串刺しにしてじっくりと焼いて出される。それを特製のつけダレにつけて食するのがルールだ。そのつけダレとの相性が抜群なので時々これが食べたくなり足を運んでしまう。ベーコンの脂が玉ねぎに染みて、ポン酢より甘くさらりとしたタレと相まって、頬がとろけるような味わいなのだ。

■小太郎
東京都八王子市子安町1-7-8
http://yakitori-kotaro.com/

今回出展した新作の「里山の夕暮れ」

今回の「八王子画廊散歩」に出展した作品のひとつが「里山の夕暮れ」という作品である。

おいらがかつての故郷にて見て聞いて体験していたころのイメージを象徴したくなって描いた作品である。深緑の色彩はおいらにとっては途轍もなく輝いていたこともあり、ラメ色やその他の輝く、このような深緑色による表現となっていた。

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 http://www.midori-kikaku.com/gallery/

「八王子画廊散歩」が本日スタート。今年のおいらは「KEIHO」

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA毎年この時期になると開催される八王子のアートイベント「八王子画廊散歩」が、本日スタートした。今回おいらが作品出展しているのは「KEIHO」というギャラリースペースである。

https://www.facebook.com/garousanpo

■KEIHO
〒192-0046
東京都八王子市明神町2丁目14−3‎
042-646-7421

漸く春日和となった本日は、搬入した後に早速、画廊散歩巡りへと繰り出していた。この画廊散歩は今年が18回目となり、地元八王子の美術作家の多くが参加するイベントでもあり、毎回少なからずの刺激を受けている。旧知の人達の作品を前にして批評し合うやりとりもまた楽しいものだ。

「納豆オムレツ」は宵の酔いを進めるのだった

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先日は宵の飲み場を探していたのであったが、思いがけなくて、すこぶる美味しいオムレツを食べることができたのだった。美味しいものは箸よりもやはり酒がすすむのは何時ものこと。ふわふわとして柔らかくそしてクリーミィである。しかも納豆入り。この触感は他には見られない代物ではある。納豆入りであり栄養素が豊富とあっては喜ばしきことこの上ない。食糧難の戦中、戦後にこの2種類の食材が果たした役割は筆舌に尽くしがたきものではある。近頃の大衆居酒屋で美味いオムレツを出す店は少なくなっている。手に職を付けた味職人が減ったということ、そして悪しきコスト追求がその要因ではあろう。