思いがけなく生のモツが手に入ったので、自家製の「カレーモツ煮込み」をつくったのだった。今回の食材は豚の小腸と胃袋。所謂モツとガツといった、謂わばモツにおける定番の部位である。他の食材には人参と玉葱をたっぷり使った。
此れらをもとにして先ずは圧力釜で20分ほど煮込む。圧力鍋を使用することで煮込み料理は短時間でつくれるのであり、この圧力鍋は欠かすことが出来ない。圧力鍋で煮込んで柔らかくなったところへ、カレーのルウを投入してさらに5~6分くらい煮込めば、おおよその料理の完成を見ることとなる。モツはとても柔らかくて歯の悪いおいらにもとても優しい食感だ。さらには玉葱はかたちを止めないくらいにトロトロになり人参もほっくりと柔らかな食感なのである。
カレー味にすることでモツの独特なくさみもスパイスに調和されて食べやすくなり、さらには日持ちもする。これからいろいろな料理に流用可能だ。一献終えたあとには、素麺にかけて締めとする。夏にはこれがたまらないのだ。多めにつくっておけば日々の料理に流用が出来てとても便利だ。