新宿の「テアトル新宿」にて「愛の渦」という映画を鑑賞した。
http://youtu.be/3ZgjONaGH1g
所謂「乱交パーティー」の現場が舞台となり、其の場所に集った10名+舞台関係者たちの、下関係に集中された人間模様が描かれている。男女の性欲とそれにまつわる遣り取りなどがテーマとなった映画である。ただし主には性交場面以上にタオルをまとった男女たちの会話が場面のほとんどを占めている。それほどにはエロ的な映画ではなかった。エロ場面ばかりを期待したら裏切られるだろう。
主役を張っていたのが、女子大生役の門脇麦とニート役の池松壮亮の二人である。恋愛やセックス事情には疎くて初々しいというキャラクターが設定されていた。どちらの役者についても詳しくはないが、女優のほうにはテレビCMで目にしていたという記憶が高かった。東京ガスのCMである。ダンスが上手で主役の座を争っていたという設定だったと記憶している。そんな門脇譲の演技はとても新鮮であり、おいらもまた、女子大生役という設定にも累乗されて役の設定以上の連想的な、あるいは妄想的なビジョンを露にしていたと云ってよい。