巨大なニンニクの炭焼きを食したのだった。
近頃気になっている肝臓病対応のために、とりわけ気にして摂っているのが大蒜である。一房一房を串に指し、炭火でじっくりと焼き上げる。じわっとニンニクの実からエキスが漏れ出てくれたら食べ頃なり。食感も味わいも満足の逸品だ。
其のニンニクは通常のものの3倍くらいはある巨大なものであった。マスターに産地を尋ねると中国産だという答えが返ってきた。
巨大な国土を有する国だからニンニクが巨大に育つとも考え得難い。ある種の特別な特別変異があったのかとも想像されるが、確かな証拠はどこにも見当たらない。いったいこの巨大な大蒜の正体は?
とりあえず記しておくことは、その巨大な大蒜の味わいは充分に大蒜のそのままの味わいであり、美味だったということ。例えば不味かったとすれば却って論点が整理されたのだが、決して不味い食材ではなかった。日本の農家にでも作ってほしいと思われるくらいの代物であったのである。