ソーメンも冷やし中華も飽きていた。うまい冷麺が食べたいと思っていたときのことである。おいらは上州の前橋に帰省しているのだが、偶然に入った焼肉店で美味しい「冷麺」に遭遇した。
上記の写真で見てもらえればわかるように、取り立てて特長というものを強調していないという普通の冷麺である。あえて述べれば盛岡冷麺風の太めの麺に、牛筋の出汁を効かせたスープが特長である。
自家製の白菜キムチにキュウリ、ゆで卵、ゴマ等々ががトッピングされていて、とても食欲をそそっていたのだった。
昼間に訪れたというのに、おいら以外の他の団体客はといえばすでにアルコール類を注文しつつ、豊富な焼肉メニューに舌鼓を打っていたような光景に遭遇して、おいらはなかなか釈然としない気持ちに圧倒されていたのではある。今度はここの焼肉を喰いにきたいという思いを抱きつつ、店を離れていた。
■南大門 ホルモン館
群馬県前橋市下小出町1-2-2