タコと大根を使った煮込み料理に挑戦。大根の煮込みにはブリやイカが一般的だが、タコもなかなかおもしろい味わいだ。煮込んだタコの赤い色素が染みこむことから「桜煮」と呼ばれることもある、おいらも好きな料理の一つ。あまり外食では食べられないので、自宅で作るときは気合がいつも以上に入ってしまう。
先ずは2センチ程度にカットした大根に切れ目を入れて出汁でぐつぐつと煮込む。沸騰して5~6分したところで大きめにカットしたタコを投入。その後、醤油、味醂、砂糖といった調味料を加え、木の落とし蓋をして細火にしてコトコトと40分程度。
大根に含まれる酵素ジアスターゼの働きで、硬くなりがちなタコの身が簡単に噛み切れるくらいに柔らかく煮上がった。大根にも生タコとは違ったタコの上品な味が染みて、いい具合だ。時間はかかるがその費やした時間分の旨さは充分に味わえたのである。