仕事場に程近い場所には「日高屋」という中華食堂がある。おいらも時々この店に足を運び昼食をとることが多いのだが、そこでの人気ナンバー1メニューは、「野菜たっぷりタンメン」である。あるときそのことを知り、それ以来は、どうもこの店に来ると「野菜たっぷりタンメン」というメニューを注文する癖がついてしまった。
別段にこの店のタンメンの味に嵌まったという訳ではない。中華麺料理の中でのおいらの好みは、味噌ラーメンであり、タンメンの好意度は、醤油味、豚骨味にも及ばないものなのでもある。然しながら、何故ゆえにタンメンを注文してしまうのか? それはおそらく、野菜類に対する飢餓の思いがあるからなのだろう。
今流行のサプリメントの類では代用できない、生野菜がかもす味わいを求めているからなのだろう。モヤシ、キャベツ、人参がたっぷり入って、炒めて煮込んだ野菜を口にしていると、どこかで安らかな気持ちにひたってしまうのだから、これが良いのか悪いのかはわからないのだ。