会津産の「馬肉刺し」は我が国食文化の賜物だ

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馬刺しこと馬の生肉を食した。福島県会津産だそうである。長野県に旅して馬肉刺しを食べたりしたことがあるが、久しぶりに口にする馬肉というのは、赤身の生の美味さとでもいうのか、繊細な味わいが刺激的であった。

その見た目は牛肉にも似ている。アメリカでは牛肉と称して馬肉が混入されているという国際ニュースが少し前に報道されたが、そのときの驚きはといえばこれだけ味覚に違いのある馬肉と牛肉の区別が付かないという、アメリカ人の味音痴ぶりに対してのものだったと云えるかもしれない。反面教師的米国の食文化の薄っぺらさを思えば、会津産の「馬肉刺し」は我が国食文化の賜物である。

TPP条約などが今後もし、締結されてなどしてしまうと、日本人の味覚は破壊されと馬肉と牛肉との区別さえ付かないものになってしまうだろう。そして何よりも食の安全性が脅かされることになる。TPP条約反対の根拠はいくらでも存在するのだ。