ジュリーこと沢田研二さんの「F.A.P.P(フクシマ・アトミック・パワー・プラント)」

F.A.P.P(フクシマ・アトミック・パワー・プラント)
作詞:沢田研二 /作曲:柴山和彦


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太陽と放射能 冷たいね
子供はみんな校舎の中育つ
死の街は死なない かけがえのない大事なふるさと

我が家へ帰れない 希望はあるけど
こんなにしたのは誰だ

BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
苦しみは いつも複雑すぎる 当然
BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
HAPPINESS LAND 終息していない福島

地球が怒る 何度でも
大人はいつも 子供を想い悩む
死の街が愛しい あらゆる不安に苛まれても

偽善や裏切りも これ以上許すの
何を護るのだ国は

BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
哀しみはは ひとりひとりで違うよ 当然
BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
HAPPINESS LAND へこたれないで福島

NO 長崎  MORE 広島
人は何故 繰り返すのか あやまち 当然
BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
HAPPINESS LAND 世界が見てる福島
世界が見てる福島

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往年のアイドル、ジュリーこと沢田研二氏の作詞およびボーカルによる、反原発のメッセージソング。とても心を揺さぶる名曲である。

アイドル時代のジュリーを知らない若い世代にとっては、この歌も凡庸なメッセージソングの一つとしか聞こえないかもしれないが、元アイドルが時代を引き継いで、今のこの時代の歌を歌うと云うことは、格別に重大な意味が存在するように思う。時代と向き合うことの重要さを今こそ感じ取らざるを得ないとひしひしと感じている。そんなときはおそらくこれまでおいらの人生には無かったこと、なのであるから…。

プロの作詞家ではないから、詩の内容や言葉遣いには稚拙な要素が存在し、それが却ってこの曲の存在感をより印象付けている。ジュリーはまだまだ現役であり、アイドルであり、素晴らしい曲を作っていたということを記しておきたい。