先日は高尾山へ登山した際、けっこうな体力を消耗しており、ご当地グルメのお世話になっていたのであった。
観光リフトの山頂の「山上駅」に降り立ったすぐの展望台付近には、「天狗ドック」となる代物が大々的にアピールされていたのであり、体力と空腹解消を求めるべくごく自然な成り行きでおいらはその「天狗ドック」にかぶり付いていた。天狗の鼻のように巨大な長さ50cm近くはあるほどにはみ出したそのソーセージを齧り付いていたのであった。驚かせ系地域グルメの中でもそのインパクトは絶大であったと云って良い。
そしてもう一つの、こちらが本命的グルメであるが、「ごま団子」の滋味豊かな、しかもワイルドな味わいに、うっとりと舌と喉とを潤わせていたのだ。たっぷりと豊富な黒胡麻をすって生地に練り込まれた団子を、遠火の炭火でじっくりことことと時間をかけて焼いていく。そこにあっさり風みたらし団子的醤油味の餡をかけて提供されている。その味わいは登山客を魅了するに充分なものがあったのである。