生活習慣病対策やその他諸々の理由から、出来るだけ揚物料理は口にしないように努めている。だがこんなおいらも、時々食べたくなる揚物料理と云うものはあるのだ。
ことに家ではなかなか揚物料理というものをつくるのが億劫になるからにして、外食では好きな揚物を物色することもしばしばなり。上に示した「山芋の磯辺揚げ」「明日葉天ぷら」はその代表かも知れない。
活性酸素を除去するネバネバ成分が豊富な山芋は、油で揚げることによりホクホクとした食感を増していく。さらに海苔で包み込むことにより、磯の風味までを加えていくのだ。
おいらが子供の頃から好きだったメニューであり、とくに成人となって酒の肴を愉しんで以来、このメニューは周期的に口にしたくなる定番メニューなのでした。
そしてもう一品挙げたいのが「明日葉天ぷら」だ。おひたしではよく味わう明日葉が、あっさり揚げられることにより、つまりフライ的調理法ではなく天ぷら的調理手技によって手を加えられると、大好きな明日葉が絶品のメニューとして、顔を変えておいらの前に立ちはだかる。揚物的センスが溢れるメニューと云えるだろう。