初生牡蠣 恐る恐るに 一気喰い

今季初の生牡蠣に接した。

いつか遠い昔のことだが、生牡蠣にあたったことのあるおいらにとって、これを喰うときの緊張感はただならないものがある。然しながらこれを喰わねば冬の愉しみの一つが阻害されるのであり、何時もこのときばかりは特別の時間と共に有るのである。

今日の生牡蠣は小ぶりであった。こんな小っちゃい牡蠣にあたるとは思えなかったので、舌で、喉で、十二分に味わう余裕さえ得ていたのであった。流石に冬の美味なり。