秋も深まり日没後の気温の低下も身に染みてくる。こんな季節の訪れは、美味い「アンコウ(鮟鱇)」の季節なのだ。殊にアン肝が夜の食堂、居酒屋にお目見えすることとなる。すなわち冬が近づくとは、「アン肝」か美味い季節になることを意味している。早速今晩は今季初の「アン肝」を頂く機会に遭遇したのだ。
其のものの文字通りに、鮟鱇の肝を蒸したりその他の調理を施して提供される。仏料理に欠かせないフォアグラにも匹敵するくらいに濃厚な味わいが、まさに依存症的虜にさせること請け合いなのだ。
今年は福島原発事故の影響で、魚介類にも放射能の影響が懸念されているところだ。何時に出荷停止になったとしてもおかしくは無いであろう鮟鱇をはじめとする東北海鮮の恵みである。じっくりと丹念に味わってみたのである。