八王子市内を流れる浅川の河原敷で「みんなちがってみんないい」というイベントが開催された。
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生憎ちょうど昨日は、自転車がパンクして修理に出していたりした為、距離にして3~4kmほどの道のりを歩いて、その会場に向かうこととなった。秋に入ったとはいえ直射日光は直に川沿いを歩くおいらを襲い、会場に到達する頃には汗がだくだくと流れて止まることが無かった。
これまでも都内への通勤や自転車による駅と自宅との行き来やらではの行動で、一定の身体活動は行なってきているのであるが、改めて長距離の散歩を行なうと云う事態に直面して、健康生活への自覚を深めたものとなっていたようである。
会場に到着した時刻は既に昼時を過ぎていたこともあり、タイ屋台料理の春雨炒めにぱくついたりしていた。その料理は想像以上に刺激的においらの口腔内と喉とエスニックな辛味で満たしていたのだ。
会場には国際色豊かな食べ物を提供する店舗のほか、2箇所に設けられたステージ上での音楽演奏、パフォーマンス、さらには東北大震災を撮影した2人の写真家による展示会など、様々なイベントが息づいていた。
青い空と白い雲の下に広がる河原を舞台にした祭り会場には、家族連れ参加者が多くみられ、綺麗な水の流れる浅川に入って水遊びをする光景が、自然と目に入ってくる。都内にもまだまだこんな場所があるのだ。
改めて書くのもなんだが、このイベントのタイトル「みんなちがってみんないい」は、童謡詩人として活躍した金子みすゞさんの「わたしと小鳥とすずと」の詩から引用されたものである。時代が移り変わっても決して褪せることのない、生命の尊さが瑞々しく表現されており、おいらも大好きな一編である。素朴でいてわかりやすいこの詩をここに掲載させていただきたい。
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わたしと小鳥とすずと
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。