しつこいようだが奥鬼怒関係の最後のネタである。奥鬼怒に滞在中には、マスやヤマメなどの川魚の焼き物を味わうことが出来た。特にヤマメは川魚の中でも希少な分類のものであり、東京都内ではなかなか味わうことも出来なくなっている代物だ。
漢字では「山女魚」と記す。山の清らかな水の中に生息する魚と云う意を汲んでいるのだろう。たしかにそれなりの厳かな食味を味わうこととなった。若干なりとも濁った水の中では棲息することのない清らかな川魚の代表選手なのである。
遠火の炭の炎でじっくりと時間を掛けて焼かれた「ヤマメの炭焼き」は、これ以上の評価がないくらいの絶品の川魚料理である。美しいとされる日本の自然の賜物でもある。変梃りんな保守派政治家たちの言葉に惑わされることのないように、一口一口味わったのだ。
この妙なる味わいはといえば、変梃りんな政治家たちが口にするほどのえぐみも無く、とても清々しい川魚の味わいだったのである。