帰宅途中の電車の中で、日刊ゲンダイの「『市橋ギャル』ネット中心に大量出現」という記事見出しを目にした。記事内容は読んでいないのだが、家のパソコンで検索してみると、確かにいろいろ出現しているらしい。
http://www.youtube.com/watch?v=xbHCLQnOfnk
然もありなんというネタである。かつてオウム事件でワイドショーが大騒ぎを呈していた頃には、ご存知「上佑ギャル」が大量に出現し、大いに失笑を買ったものである。今回の「市橋ギャル」出現も、同様のメディアとその享受者との間のメカニズムが作用しているに違いない。このあたりのメカニズムについては、マーシャル マクルーハンの著書「メディアはマッサージである」にて詳述されているので参照していただきたい。書名の「マッサージ」とは、「メッセージ」を茶化したものであることを、念のためだが記しておきたい。
ネット人種とは? TV人種とは? そんなことを考え始めたらきりが無いが、ミーハー人種の暴走だとか、匿名人格が悪意を暴走させることなどは、メディアリテラシーの基本として押さえておかねばならない現代社会の常識である。