たまには洋風料理。初夏野菜の「ポトフ」も悪くない

先日「ゴーヤチャンプル」で使用した豚肉製品「SPAM」の余りをどうしようかと思案していた。そして今日、ふと「ポトフ」にしてみようと思い立ち、実行に移したのでした。

八百屋に並んである初夏の野菜の中から、キャベツ、新玉葱、セロリ、パプリカ、そして季節は外れるが人参、じゃが芋らに加え、大蒜、生姜、そしてSPAMを加え、全ての食材を大振りにカットして煮込むこと30分あまり。

今回は圧力鍋も使用することなく、しまってあった洋風料理向けのホーロー鍋を持ち出しての料理である。

じんわりと染み出た野菜の甘味が出色の味覚である。少量の洋風出汁ブイヨン以外は、塩等の余計な味付けは禁物。30分して皿に盛ったところへ少量の黒胡椒を振りかけて味わっていた。

大振りの野菜類には出汁が染み込み、中まで柔らかく煮込まれていた。中でもセロリのしんなりした味わいはまた、これまでにない特異な風味が嗅覚を刺激していた。パプリカは煮込むことにより独特の甘味を増していた。そしておいらの大好物の玉葱もまた、出汁が染み込みほっこり食感もナイスな味わいなのであった。

これだけ野菜の旨みと出汁が染み出たスープを味わったのはとても久しぶりだった。今度はこのスープを使ってカレー料理に応用していこうと考えていたところなのだ。