本日は「検診デー」だとうことでもあり、久々に数年ぶりの健康診断を体験したのでありました。
朝に現場に着くと、検診車のある場所で先ずはX線撮影。身体に放射線を当てるという検診であり、毎度躊躇しながらも結局は拒むことなく受けている。だが今回は、ドス白いあの液体を飲む「胃検診」は遠慮した。空中浮揚にも似たあの360度回転を忌避したかったというのが正直なところであつた。
次に向かったのが、その他の諸々を検診する会場。身長、体重測定の後には、視力、聴力検査が控えていた。聴力はまずまずだが、視力が裸眼でどちらかの目が「0.7」を下まわっていた。これでは次の運転免許更新に受からなくなるではないかと、ちと焦ってみたのだが、最早老化の足音が忍び寄せているのかと思って受け入れるしかなさそうなのだ。
その後、どうでも良いはずの身長、体重測定の後では、腹囲測定が待ち構えていた。声が響いてきた。
「はい、けっこうです。腹囲は◎センチです!」
お陰で「腹囲」の値はおいらの想像を超えて遥かに超えていてすこぶる大きくて、メタボ体型をはからずしも露呈してしまうことになってしまった。まるで健康飲料のCMで示されていたようななさけない光景なのだった。
次には「血圧測定」が待ち構えていた。高いときで「160超」を計測したので、これぞ鬼門だったのである。大学生の頃に「160超」を示したときは、ドクターから「80台の値です」と云われて落ち込んだこともあった。そして今回も、最初の計測で「160超」となり、頗る深い深呼吸をして2回目に計測した値は「140超」だった。当然のように女性の検査官は「2回目を書いておきますね」と云ったが、それは思いやりというものだったのだろうか?
そしてドクターによる問診が始まった。おいらは既往症の「通風」や「扁桃腺炎」を申告したが、ドクターの表情はどこ吹く風のように宙を舞いつつ、運動をしてください、酒や煙草はつつしんで、睡眠は充分にとるようにしてください、等々の言葉を発したばかりだった。あまりこういうのは実効性は無いのだろうな。
まあこのようにして何だかんだの後に、検診は終了していたのだった。
あ、てそしもう一つ記しておきたいのは、本日はとてもすこぶる体調が万全だったということ。普段のダルさや胃腸の不快感、気分の落ち込み等も無かった。これはひとえに前日にアルコールを断っていたことによることが明らかである。アルコールを断つことが平常の健康維持に大変に寄与することを知ったのだ。