ホルモン焼きに合うホッピー

関西の味に関東のホッピーがfit

関西の味に関東のホッピーがfit

地元のホルモン焼き店に久々に足を運んだ。そこで発見したこと、まさにホッピーはホルモンに合う。「hormon に fit」なのである。

ホルモンとは牛や豚の内臓のことであり、これを炭火で焼いて食するのが「ホルモン焼き」である。ホルモンという言葉の起源は数種有るようだが、もともと食べずに「放るもん」、すなわち捨てるものの意味であるという説と、ホルモンが医学用語で云うところの「ホルモン」から来ており、活力の源というイメージがぴったりしたことから定着されたという説が有力である。

どちらの説を採る立場においても、その発祥は関西であり、ことに食い倒れのまち大阪のイメージによく合う(fit)なのである。そんなホルモン料理に、ホッピーはよく合う飲み物であった。

色々なブログをネットサーフィンしていると、「ホッピー」は関西には馴染まないなどという記述を目にするが、これは噴飯ものである。おいらが4~5年前に大阪グルメを取材旅に訪れたとき、ホッピーは大阪の大衆居酒屋にたしかに根付いていた。ただ、その薦め方が少々違っていた。

「お客さん。ホッピーには少しのアルコールしか入っていません。もっと豪華に飲むには、焼酎で割って飲むのがお薦めですよ…」

こんな会話はこと関東では聞いたことが無いのである。