「盛岡じゃじゃ麺」は忘れられぬ味わいなのだ

先日の岩手旅行にて忘れられないメニューがあった。「盛岡じゃじゃ麺」である。

 

中国北部の「ジャージャー麺(炸醬麵)」という中華麺料理がその起源とされているが、盛岡のじゃじゃ麺の方で用いられている麺はといえば紛れのない「うどん麺」なのであり、和風である。うどんのユニークなバリエーション料理と捉えることが可能である。

豚ひき肉を甘辛く調理した「肉味噌」が味の決め手であり、それに加えて、きゅうり、ねぎ、おろし生姜がトッピングされている。

箸で一気に混ぜ合わせれば、汁無しのうどん料理の様相だ。まったりとして奥深い肉味噌が程よい喉越しのうどん麺に絡みつく。その味わいは他の追随を拒否するくらいに新しく、創作うどん料理として認定しても良いくらいなのである。

「盛岡じゃじゃ麺」は忘れられぬ味わいなのだ」への3件のフィードバック

  1. 有名なのが「白龍」のじゃじゃ麺。
    桜山神社の下にあるお店がその発祥の地ですが、
    あの一角を行政が壊して
    南部藩当時の土塁と勘定所、綱御門を
    復元しようとしています。
    復原といったって所詮ニセモノ。
    いまある本物の生きた町を壊して、そんなもの…。
    「桜山問題」で検索にかかります。

    守りたい、あの風情。
    混沌とした下町がなくなると、
    町は消毒され、魅力がなくなります。

  2. 「桜山神社」の場所を調べていたら、以前に訪れていたことを思い出しました。盛岡城跡公園の北側にあって、そこから下がったところのお堀に囲まれている場所ですね。「白龍」は入ったことがありませんが、とても情緒ある飲食街だと感じました。新宿の「思い出横丁」よりも、自然に抱かれていて、規模も大きかったような気がします。
    こんな貴重な場所を取り壊して記念物を立てるなどとは、ばかげた役人の発想だと思います。絶対に守ってほしい風情です。

  3. >新宿の「思い出横丁」よりも、自然に抱かれていて、規模も大きかったような気がします。
    こんな貴重な場所を取り壊して記念物を立てるなどとは、ばかげた役人の発想だと思います。絶対に守ってほしい風情です。

    まったくそのとおりであります。
    お上は、ナニを考えているんだろう?
    どうしてそんなにバカなんでしょう。
    モノの価値がわかっていない。
    古いもの、自然発生的な町のパワーを信じていないのです。
    お上からしたら、ただの未整理地区なのでしょうか。

コメントは停止中です。