海老や蟹という甲殻類は、常に一定期間をおくと食べたくなる食材であり、やはり身体が求めるのだろう、定期的に口にしている。殊に海老は様々な種類があるが、いろいろ含めて求めてやまない食材だ。
最近よく口にするのが「海老マヨネーズ」。海老を揚げてそれに特製マヨネーズを和えるといったメニューである。近頃の中華料理店にはよく見かけるようになった、中華の一品とも云えるメニューなのである。
海老を使った中華料理といえば「海老チリ」がその代表格だが、やはりその辛さについては好悪の対象となっており、余程の辛味党でもない限りは、日常的に食するにはきついものがある。そんな辛さを抑えて海老の旨味を味わえるメニューとして、海老マヨネーズの出番があったのである。
一説によれば「中華の鉄人」やら「炎の料理人」とやらとして崇められる周富徳が、このメニューを開発したともされているようだが、実情については定かではない。だが中華の本場国の中国(中華人民共和国)で開発されたメニューではないということも、ある程度の信憑性をもって語られている事実である。