武澤久師のカード画集「愛と平和」が届いた

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先日は前橋の「アーツ前橋」にて、恩師の武澤久先生の作品に接したのであり、武澤師の作品がこのところ気になって仕方がなかった。そもそもおいらが高校生の時に触れていた武澤師の作品はといえば、石膏デッサンやクロッキーの作品ばかりであった。勿論その時の師の作品はおいらにとっても芸術的真実に関する啓示的なものを示していたのだが、接する作品たちは限られていた。そんな中で調べていたところ、師のカード画集「愛と平和」が出版されていたことを知ったので、注文していたのだった。そのカード画集が本日届いた。一見したところ、葉書サイズのカード画集にプラスして師の言葉が添えられていた。一例で示すと、画家を志す人へと題して以下の言葉が綴られている。

-----(以下引用)

画家を志す人へ

絵画は平面に精神的な空間を構想し、いかに新しい生命感を生み出すかが問題。その基本は充分なデッサンの練習にある。基本なき運転は暴走する。芸術は人生において様々な洗礼を受ける中で、絶えず自らの在り方を問いかける道だ。ピカソは、“今日の私は昨日の私ではない”として、マンネリを戒めている。私は心して歩いてきたつもりだ。

-----(引用終了)

おいら自身も師の考えに共鳴して以来、師の言葉を心して歩いてきた一人ではある。今更ながらではあるが、師の影響力の強さを感じ取っていた次第なのである。