今回の富山への旅に関しては、富山県立近代美術館におけるエピソードを実は途轍もなく書きたいと思っていたのだが、今ここでは肝心の鍵となる現代作家の名前が失念しており、このまま曖昧なままに書き記すことはできないと判断したのでありまして、全くもってしょうがなく、富山で食した白海老について記していこうと思います。やはり富山で食べた名産品ならではのことありで、富山の白海老は絶品でありました。ただしその料金の高きことと云ったらなくて、おいらの日常的な食生活の基準ではとても対応できないくらいのものだったので、そのことは一言申していきたいとは思いました。おいらが注文して食した白海老の刺身は、ほんの一皿の、ほんの一スプーンくらいのものであり、おいらにとっては高額のものではありました。やっぱり美味いのですからそれなりの高額の値段は予想していたのですが、予想以上に戸惑ってもいたのでした。それでも美味しかったことには紛れもありませんでした。白海老の刺身は舌にまとわりつくなりとろけるようにして、味覚の宝庫たる絶品さを主張していたのでした。白海老のかき揚げ丼では、ガッツリとした甲殻類としての全品的な白海老を味わっていて、舌鼓という以上のものを感じ取っていたのです。