些かローカルな話題になるがご容赦あれです。八王子の富士森公園といえば、多摩地区では春の桜で有名であります。
先日は小雨の降る中富士森公園を散策していたのでしたが、散策の歩を休めてふと見れば、しとしとしとどに侘しい公園の桜の木には、あれやこれやの花が咲いていたのでした。そりゃ吃驚でしたのです。やはりメジャーな染井吉野風情とは顔も形も一味違うぜおいらたちは!的な、至極天晴れな姿を目にしたのでした。
天邪鬼なおいらにとってはまさに感動の賜物なり。どこが違うかって云っても、伊豆の河津桜みたいに別種のものではないし、親戚付合いは拒まないし、これからもどうぞよろしくと、挨拶したくなるくらいの違いでしかないのですが、それにしても早咲きの天晴れは見事でした。ひとよりも先んじて咲く桜はまさに桜の中の桜である。うっかりして写真に撮れなかったので、近々のリベンジを誓う今宵なのです。