「ハガツオ」いうのはカツオの一種で、其の歯が強いことから命名されたとされる。下顎は厚くがっしりとしていて、顎には鋭い歯が並ぶ。カツオよりも身体が細長めであり、サバにも似通った体型をなしていることから、「サバガツオ」という呼び名で扱われているところもある。
その身はカツオに比べて薄い赤色の、ピンクが入った色彩を被っている。見た目は刺しの脂が入った肉のようだが、肉類の味よりもやはり魚類のカツオに近い。個人的な好みの問題が関係するが、カツオの鮮赤色の色よりも軽いので、味わいもカツオを軽くしたような印象を受けていた。