妖かしの里 冬編

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F20号

「妖かし」シリーズとして連作している冬バージョンの新作です。里の地にはモグラのごときが闊歩しており、空を眺めれば其処には優雅に舞う鳥類が怜悧な存在感を見せ付けているのです。人間業とはかけ離れた、いわば霊気に導かれるようなパフォーマンスと云ってよい。

ある種の獣たちは、まるで人間界と霊界との仲介をするように行動するのだ、ということをイメージして制作したものです。まるで霊界との貴重な架け橋として存在しているのではないのか? こんな我が想像が本当かどうかは分かりませんが、いつもこれからも、ずっと霊界と人間界との懸け橋であってほしいものであります。

白い蝶の舞い

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア S3号

前後不覚の舞いを演じる蝶々たちに魅せられ、彼らの姿を連作している今日この頃です。特に白い羽根を羽ばたかせる白い蝶々は、人間の常識では解説不能の、神領域の舞いであると言ってよいのです。これからもう少し、蝶々たちの連作は続きそうです。

闇に翔ぶ蝶

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

日が暮れて闇夜が拡がる前後の時間帯に、一匹の麗しい蝶の飛翔する姿を発見しました。その素早く羽根を操る姿かたちは、前後不覚の舞いとでも呼ぶのが相応しいと、それ以来ずっと思い続けているのです。