豊穣の里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F20号

「豊穣の里」シリーズの、今回は旧作です。本来、豊穣と云えば、豊かで全てが上手くいった事柄を指差すのではあります。でもでもしかしながら、そうは問屋が卸しないのが現実ではありまして、未だに我々現代人は憂鬱の種になっているところです。まさに、豊穣の里と冠を冠して記しているのではありまして、ある種のまとまりも描きたいとは思うのです。この豊穣の里は、音楽が鳴り続き、いのちのシンフォニーが鳴り響くといった、稀有な場所なのである。そういうことを表現することを目的とした。音楽が鳴り響き、悪しき都会の喧騒が鎮まれるならば、それに越したことはないのです。

豊穣の里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

「豊穣の里」のシリーズ、エスキースとしてF4号キャンバスに描いた新作です。世の中は猛暑一色に染まり、蝉の鳴き声がかまびすしい季節となり、いのちの循環が途切れそうな毎日ではありますが、やはり里山の自然は有り難く、気高く、親しみ深く、しかも妖かしいのであります。この豊穣シリーズも、まだまだ継続していきそうな気配なのです。

立川の「馬力」にて一献

本日は、吉祥寺の「アートギャラリー絵の具箱」にて開催中の、野口高史さんの個展を訪れたのでした。吉祥寺の街に立ち寄るのは、思えば数年ぶりのことであり、夥しい人混みに辟易しながらも、ある種の懐かしい街並み歩きを楽しんでもいたのです。

■野口高史展
・7/16~7/21
・アートギャラリー絵の具箱
・東京都武蔵野市吉祥寺本町2-24-6 吉祥寺グリーンハイツ205

JR中央線に乗り帰路に就いたのだが、ふつふつとして昼吞みがしたくなり、立川にて途中下車。以前に訪れたことのある「馬力」という居酒屋へと向かっていた。思い返せばこの数年来、コロナ禍があり、外食や外呑みはとんと縁遠くなっていたのだ。そんな状況を打破すべきという思いも余って、云わば一直線的に「馬力」での外呑み、昼吞みがしたくなっていたといった訳なのでした。

まず最初に注文したのは、生ホルモンの刺盛。大衆居酒屋の定番的メニューであるが、昨今はなかなかありつくことができない、特筆すべき一品也。そして昼吞みに注文したのは勿論ホッピーであった。以前にはこのブログ上にて、ホッピー党宣言を行なったことなども思い起こしていたのであります。これからまた、逍遥酔記的な投稿が増えると思うので、今後とも相変わらず宜しくお願いします。

■馬力 立川店
東京都立川市柴崎町3-4-8

豊穣の里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F100号

僕が棲むこの田舎に移住して後、この「豊穣の里」というテーマで制作してきて、一時はこの豊穣シリーズを描くことをストップしてきたのですが、今またこのテーマ「豊穣の里」の制作を再開、継続しました。今回は少々大きなF100号のキャンバスに描きました。100号の大作に挑むときにはいつも気を引き締める思いであり、今回もまたそんな思いを強くしたところであります。まだまだ描き足らないところが多いのですが、一旦は筆を置き、対話の時間を持ちたいと考えています。

After moving to this rural area where I live, I have been creating works based on the theme of “A Village of Abundance.”
I stopped drawing this Harvest series for a while, but now I have resumed and continued working on this theme, “The Village of Harvest.”
This time I painted it on a slightly larger F100 canvas. Whenever I take on the challenge of a 100-issue masterpiece, I always try to be very careful, and this time I have reinforced that feeling once again.
There are still many areas that I have yet to paint, but I would like to put down my pen and have some time to have a conversation.

自画像 青の時代

キャンバスにアクリル F6号

八王子「ぎゃらりーロア」で開催中の「自画像展2024」に参加し、新作の自画像1点を出展しました。今回の我作品のタイトルは「自画像 青の時代」と名付けました。

還暦という人生の折り返し期を過ぎ、残念ながら老化を意識せざるを得ない現在のリアルの姿を描いた作品です。ピカソの「青の時代」シリーズ作品とは異なりますが、現在の自分自身を示すのに、「青の時代」以外の形容詞は思い浮かばないのであります。敢えてこのタイトルの自画像を発表した次第です。八王子のお近くにおいでの際は、是非お立ち寄り、ご覧ください。

■自画像展2024期間:第2週 7月5日~7月10日
時間:11時~18時(水曜日は15時30分まで)
場所:ぎゃらりーロア
 東京都八王子市東町12-7 ロアビル2F
 TEL:042-645-835