緑の鬣を誇らしげに横たわる獣

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今回アップする作品は、獣シリーズとして連作中の中の最新のものです。

幼少の頃からおいらの夢の中に現れては語り接していたのが妖怪類だが、近頃ではそれら異界の生物たちは形態を変えて、様々な獣の姿形となって夢に現れている。そんな中で大いに個性的な生物として現れたのが、緑色した鬣を有した獣の姿だったのでした。

おそらくは若きライオンだと想像されるが、そんな獣が先頃おいらの夢の中にて現れたのだった。恐る恐る近づいては何かを話しかけたと記憶するが、その気高き緑の鬣には圧倒されること至極なのであった。

F10号 キャンバスにアクリル画

ぎゃらりーロアの「自画像展」に出展しました

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八王子「ぎゃらりーロア」の「自画像展」という企画展に参加し、最新の自画像1点を出展しました。翻って思い起こせば、おいらが「自画像」というテーマでタブローを描き上げたのは、おそらく20歳を過ぎては今回が初めてのことだったかと思われる。すなわち画学生のときから数十年して「自画像」というテーマの作品制作に向かい合ったというわけである。鏡に向かいて、映る自らの姿と深く対話するという経験も、数十年来無かったかにも思われる。稀有な体験から導かれた作品の展示となってしまった。

■ぎゃらりーロア
東京都八王子市東町12-7 ロアビル2F
TEL.042-645-8352

自画像展 第2週
2016年7月1日~6日