上州の桐生市内を散策していると、「ほりえのやきそば」という面白そうな店舗に出食わしたのだった。焼きそば専門店であることは容易に理解したが、これだけの焼きそば専門をアピールする店舗は珍しいし、意外性もある。昼食時を逃して散策していたおいらは少々戸惑いがちに扉を開いて、営業中であることを確認しつつ店内へと歩を向けた。焼きそば専門店のメニューとしては、「普通」「大盛り」「特盛り」とそれぞれの肉入りが記されている。おいらは肉入りの普通盛りを注文。出てきたものが写真のものである。
先ずは特徴として挙げられるのがじゃがいもがトッピング具材として使用されていることだ。肉入りにも肉いらずでもの共通のスタイル。これが地元桐生の伝統的な焼きそばのスタイルらしい。濃い目のソース味にホクホクのじゃがいもが紛れ込んでいることで、お腹にたまる満足感がいや増していく。その昔の焼きそばには此の様なお腹満足感を満たすことが求められていたことから、じゃがいも入りの焼きそばがこの地に根付いたという説が一般的なのだ。
このメニュは素朴な味付けでありながら、流石においらもお腹を満たしてホクホクして満足気分にありついていたという訳なのである。
■ほりえのやきそば
群馬県桐生市本町3-5-9