「アサリのバター蒸し」は肝臓にも優しい逸品

asari01酒のつまみでアサリがたっぷりの「アサリのバター蒸し」を食した。思えばアサリ料理も色々であり、バター蒸しから始まって、酒蒸し、味噌汁、リゾット、パスタ、パエリア、チャウダー、炊き込みご飯、ワイン蒸し、等々と、百花繚乱のメニューが可能となっている。然しながらやはりと云うのは、定番メニューは「アサリのバター蒸し」である。これ以上のアサリレシピを、未だに思い浮かぶことはできないのだ。元々は日本をはじめとするアジア圏にて漁されてきた食材なのである。ヨーロッパや他の地域に於いては色々なメニューが誕生しており、其々に愉しませてはくれるのではあるが、未だに「あさりのバター蒸し」ともう一つ「あさりの味噌汁」以上の料理レシピにお目見えしたことがない。詰まりはもともと日本などのアジア圏の食材であるあさり料理は、ヨーロッパ圏では、発展することが無かったということなのであろう。酒浸りの身体にとっては肝臓に優しく、二日酔い予防にもなる。二枚貝の有り難さを感じ取ることこの上ない。数ある魚介類の中で「あさり」は、おいらにとっても、幼少の頃から最も身近な食材であり、つねにことある毎に口にしてきたものではある。それなのに日常的にはあまり存在感を感じることがなかったのは、ある意味では残念なことなのだった。

焼き茄子を食べれば夏の到来を感じるのだ

yakinasu01夏野菜の代表が茄子である。美味い茄子には余計な調理は必要ない。とはいっても簡単な調理で済ませれば良いという訳ではなく、おいらのおすすめは「焼き茄子」、特に炭火で丁寧に焼いて仕上げたものは格別の味わいなのである。おいらはこの焼き茄子が食べたくなると訪れる店が在る。ここでは名を伏せるが、そこの焼き茄子の調理法は極めてシンプルかつ大胆だ。まずは大降りの茄子を炭火の上にのせる。この炭とは焼き鳥やその他数々の焼き物を調理する、調理場における大変な場所となっているのだが、兎に角もそこにのせていく、皮もへたもそのままに炭の上にのせるのだ。

川魚の代表こと鮎の塩焼きを食した

ayu001鮎の塩焼きを食した。川魚の代表が鮎である。新緑の頃にかけての川魚としてもっとも印象的なのが鮎である。鮎の塩焼きを味わえば季節の訪れを実感することこのうえないのであり、鮎は川魚のなかでも特別なのであり、鯉や鮒や虹鱒くらいにポピュラーだった川魚とは一線を画して高嶺の魚だったのである。九州、四国など南国温暖の地区が早いようだが、細かく見てくるとそうとばかりは云えない。河川の周辺住民の意向や地域的文化事情、歴史事情等が絡んでいるようだ。おいらの出身県の群馬県でも鮎漁は盛んであり、これから鮎の本場を迎える。海無し県の川魚として鮎はとても愛されてきた魚なのである。今回の鮎の塩焼きもまた、絶品の味わいであった。何よりもまずは食材の鮮やかさが引き立っていた。繊細な食味でありながら、大衆的な人気食材でもあり、この季節には積極的に味わい尽くしていきたいものなり。鮎という川魚はシンプルに塩焼きにして食するのが最も味わい深い。これは他の川魚である虹鱒、岩魚、等々の川魚においても云えることなのだ。鮎の本場といわれているのは四国の四万十川沿いであったりして、味覚的偏見人種はわざわざ四国などに出かけては鮎の塩焼きを食べているということだが、そんなことをする必要もなく、関東で提供されている鮎もまた、引けを取ることなどなく美味である。

「タンタン」で正統派八王子ラーメンを食したのだ

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八王子駅南口から少し隔てた場所にある「タンタン」は、その店構えは極めて奥ゆかしくて地味なのだが、八王子ラーメンの正統派のラーメンを提供する店ととして、未だに根強い人気を誇っている。地元民にとっては並んでも食べたいというくらいの人気店なのである。昼時に此の店の前を通り過ぎるときには何時も長い行列に怖気づいていてなかなか食べる機会がなかったが、本日は行列もなくて楽々入店することが出来たのだ。そして食べたラーメンの味わいは、極めてオーソドックスな八王子ラーメンそのものなのだったのだった。見た目からシて甘辛い目の醤油味のスープはちょうどいいくらいの濃さであり、ここに八王子ラーメンならではの刻み玉ねぎが乗っている。麺はオーソドックスの中太麺で、噛み応えや喉越しもレベルの高さを感じさせる。文句のつけようがないくらいの完成度がある。並盛りを頼んだことが残念であるくらいに、もっとおかわりしたくなる逸品の味わいだったのである。

■タンタン
住所 八王子市子安町1-30-6
営業時間 11:00~14:30
定休日 土曜・日曜・祝日

「マーボーひらたけ(麻婆平茸)」はお薦めメニューなのだ

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おいらの好きなメニューの一つには「麻婆豆腐」が挙げられるが「麻婆茄子」「麻婆春雨」など様々な麻婆料理のバリエーションが存在している。云わば「麻婆家族」と云っていいくらいだ。ときどきおいらが具に選択するのが「ひらたけ」である。良い平茸があれば麻婆に最適で、特に大ぶりなものが好ましい。つくり方としては麻婆豆腐と大きな違いは無い。少量のひき肉を炒め、生のなめこを少し火にかけ、醤油、甜麺醤、豆板醤、砂糖、酒、等の調味料で味付けをし、最後に片栗粉でとろみをつける。ひらたけ自体の天然の出汁が効いていて食感もまた抜群なり。青菜やネギなどを合わせれば、味わいも豊かで食べやすい。このメニューはあくまでおいらのオリジナルである。他の食堂、中華屋、等では見たことが無い。お試しあれです。

八王子「ぎゃらりーロア」で開催中の「自画像展」を訪問

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おいらの地元八王子の「ぎゃらりーロア」というギャラリーでは、先日から3週にわたって「自画像展」が開催されている。自画像というジャンルはそもそも、極めて古典的なテーマ性を有するものであり、かねてからおいらも注目していたのであり、2週目となる本日、会場に足を運んでみたのであった。そして地元在家をはじめとする多数の作家の描く「自画像」の作品群に接したのだが、此れが意外なるインパクトを感じたという訳なのである。おいらと云えば、少年の頃から数点或いは数十点くらいの自画像を絵画修業の一環として描いてきたのだが、今手元に其のものは無い。絵画修業としての自画像制作以上の意味を感じていなかったからと云うべきなのだろうかと、懐古的に思うのである。そうした中にて今回の自画像展に遭遇出来たのは僥倖と云うべきかもしれない。昼過ぎに展示会会場へと足を運んでいたのだが、其の後で訪れた作家の島崎さんが持参した焼酎にて一杯ということになっていた。酒好きのおいらにとっては有難きことてではあったが、それでも日中の酒を断つことを肝に銘じていたおいらにとっては少々過酷な時間であったと云うべきなのかも知れないのだった。

■ぎゃらりーロア
〒192-0082 東京都八王子市東町12-7 ロアビル2F
TEL.042-645-8352
木曜日定休 11:00~18:00 水曜日は16:00まで

「桜肉の炙り刺し」で一献

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おいらは以前に町田での新年会に馬肉料理を食べて以来、馬肉の味覚に取り付かれていたようであり、某居酒屋で「桜肉の炙り刺し」のメニューを見たら途端に食べたくなってしまったのだった。牛肉よりも柔らかくて生食に適している。先日町田市内の専門店で食べたのは馬肉の赤身だったが、今回注文した馬肉は鮮度の良い霜降り肉であり、その新鮮な馬肉の脂身に魅了されたのだ。馬肉が美味いことはかねてより認識していたが、馬肉の刺身が獣肉の中でも特筆されることは、馬肉の炙りを味わって尚更にその味覚に魅了されることとなっていた。

ところで桜肉こと馬肉のその見た目は牛肉にも似ている。アメリカでは牛肉と称して馬肉が混入されているという国際ニュースが少し前に報道されたが、そのときの驚きはといえばこれだけ味覚に違いのある馬肉と牛肉の区別が付かないという、アメリカ人の味音痴ぶりに対してのものだったと云えるかもしれない。反面教師的米国の食文化の薄っぺらさを思えば、会津産の「馬肉刺し」は我が国食文化の賜物である。TPP条約などが今後もし、締結されてなどしてしまうと、日本人の味覚は破壊されと馬肉と牛肉との区別さえ付かないものになってしまうだろう。そして何よりも食の安全性が脅かされることになる。TPP条約反対の根拠はいくらでも存在するのだ。

ギャラリーに新作「Butterfly Ⅴ」を追加、更新しました

みどり企画のギャラリーページに新作「Butterfly Ⅴ」をアップしました。

http://www.midori-kikaku.com/gallery/

今月末からの個展に出品する予定の作品で、久しぶりの「Butterfly」シリーズです。ベース地はキャンバスの代わりに木製パネルを使用し、素材にはアクリル絵の具の他にクレパス他を使用。ミキストメディア作品として仕上げたものです。

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鮪と鮭の「四色丼」はストライクの味わい

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我が国に海鮮丼は多々あれども、いつも何時も「いまいちあれがあれば…」等という思いを払拭することができないでいたのだった。例えば我が国の魚の代表格を丼にした鮪丼には、何か鮮烈さが足りないと感じさせるし、また鮭ばかりの丼では、食べ応えやコクに欠けるのだ。そんなこんなの思いを抱きつつ、常に旨い丼を探していたおいらなのだが、先日食した「四色丼」には脱帽。海鮮丼に求めるほぼすべての要素が含まれていたのだ。しかも特別な高級食材を使っては居ない。これは当たりだと思い知り、これははドストライクの味わいであり逸品丼に認定したくなったという、それくらいに逸品の丼ではあった。

今宵も「キビナゴの刺身」にはまったのだ

kibinago02数年前からキビナゴの刺身にはまってしまったおいらである。青く銀光りのキラキラして海の幸の恵みを印象付けるその見た目とともに、其の独特の盛り付けに食欲がそそられる。口にすればその味わいは上品な甘みがして小振りながら海の幸の味覚を感じるのだ。

キビナゴとは日本では主に九州鹿児島県内にて食されてきた魚であり、見た目の良き上品な様とともに、青魚としての旨味もあってとても良い味わいである。今では九州鹿児島県内に限らずに東京都内でも提供され、広く食されるようになった。刺身としてのキビナゴは、青光りする光沢がとても食欲を刺激するのだ。またこんなメニューにありついたならば何度でも食したい逸品の食材ではある。

中華の「麻婆豆腐」で暑気バテ解消をはかるのだ

mabo01昼食時に中華料理店に駆け込み、本場仕込みの「麻婆豆腐」を食したのだった。中華の「麻婆豆腐」といえば、ピリリとして痺れる辛味が特徴である。すなわち辛味成分に2種類かそれ以上のバリエーションが存在するということであり、辛味の奥深い味わいをならしめている根拠となっている。まあそんなことはともかく、こんなジメジメとして鬱陶しい日々には、刺激的な辛味が必要なのであり、麻婆豆腐はそんなニーズに応えてくれる、暑気バテ解消にも活用すべき、メニューであるということなのだ。