武蔵小金井「大黒屋」の煮込みで一献

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本日はたまたま武蔵小金井にて途中下車し、武蔵小金井の名店「大黒屋」に立ち寄って一献を傾けたのだった。同店に立ち寄ってまずほとんど注文するのが「もつ煮込み」である。居酒屋の定番メニューの筆頭格であるが、大黒屋の煮込みは他店と少々違い、優しい味わいがする。モツの量はほどほど控えめに。そして、豆腐、コンニャク、ジャガイモが取り入れられている。特にジャガイモは、この煮込みに無くてはならない必須の食材と云えるくらいに存在感を示している。半分くらいは煮崩れて形をなさないジャガイモ崩れだが、そんなジャガイモ崩れの甘さが優しく舌を包み込んでくるようだ。まるで和のシチュー感覚なのである。和の居酒屋メニューとしては想定外のメニューと云わざるを得ないのかも知れない。

明日葉のお浸しは、同店の人気メニューであり、おいらも注文した。「あしたば」とは漢字で「明日葉」と書く。今日に摘んでも明日になれば葉をつける。それくらいに生命力に溢れた植物なのだ。大島などの伊豆諸島を主な生息地としている。伊豆諸島に旅したときにはこの「明日葉」を食べないという手は無い。というより、どの旅館、民宿を訪れても明日葉料理のオンパレードだそうだと聴く。東京で居酒屋メニューとして食べているくらいが、ほどほど結構なりということの様でもある。

■大黒屋
東京都小金井市本町5-17-20-101 1F