本日は「八王子画廊散歩」の最終日であり、おいらの会場の当番日でもあり、ほぼ終日は同企画展関係の作業で追われていた。そんな中でも、八王子夢美術館にて開催されている「きかんしゃトーマスとなかまたち」へと足を運んでいたのだった。
同「きかんしゃトーマスとなかまたち」企画展には、「八王子画廊散歩」の会場を回って全てのスタンプを押すことにより、無料で入場できるという特典が用意されていた。おいらもまたその特典を使って入場したという訳なり。ご存知「きかんしゃトーマスとなかまたち」とは、数年前まで我が国でも放映されていたアニメーションである。そもそもは、イギリスの架空の島ソドー島の鉄道で働く、顔と意志を持った蒸気機関車や車両たちと、それに関わる人々を描いた作品である。その原画を一同に介して展示されたのが、この企画展なのではある。
もっともおいらは当初からこの企画展に対して何の興味関心も抱くことはなかったのだが、やはりというのか「八王子画廊散歩」関係で無料入場できるというので、足を運んだという次第なり。子供向けアニメーションの原画展というだけでは、足を運ばせるに足る魅力があるとも思えなかった。
実際に足を運んだ同展覧会場にてもっとも興味を唆られたのは、原画作家が一人ではなくて、数名(3組4人)の画家が描いた原画が展示されているとうことだった。同アニメの原作者ウィルバートとの関係性は、同アニメーションの成立に関して重要な意味合いを有している。つまりは、原作者ウィルバートの恣意性において、原画作家たちが取捨選択されていたという事実に対して、おいらはある種の違和感とともに、アニメーション業界のある種の不条理を感じ取っていたと云うべきなのかもしれないのである。
■きかんしゃトーマスとなかまたち
2015.2.11~2015.4.5(日)
八王子夢美術館
〒192-0071
東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
TEL. 042-621-6777 FAX 042-621-6776
月曜休館
http://www.yumebi.com/