ホヤ酢に接する度に東北を思い起こす

hoyasu01
久しぶりのホヤ酢ことホヤの酢漬けにありつくことが出来たのだった。酢の鮮烈さホヤの身の濃厚さとが抜群にマッチしている。主に東北地方で収穫されるホヤの身は大震災の影響もあり、なかなか口にする機会も減ってしまっていた。だが復興のシンボルとしてのホヤは、ようやく震災前の状況に復活しつつあるようだ。日本における主な生息地は東北の北東部であろう。一部では「海のミルク」などと称されることもあるようだが、決してミルクのような味わいはないだろう。むしろ、磯の香りがぷんぷんと漂っていて、とてもはじめての人にとっては箸を付けたくないような、そんな香りの肴なのである。外見はグロテスクなことからなかなか口にしない日本人も多いというが、この味を知ってしまったら食べないわけにはいかないと云えるくらいに逸品の味わい。軽く酢で〆たものが素材の味を引き立てている。東北の地場食材としてもっとも愛着に満ちた逸品である。まさに東北からの恵みの味だ。上京して間もない頃のおいらは、「ほや」は食べられなかったと記憶している。原始的記憶以降のものであるので、その信憑性は大である。いつから「ほや」が食べられるようになって、しかも何時からかは「ほや」こそ酒の肴の逸品であると思うようになったのであるから人生はまた不可思議なのである。日本における主な生息地は東北の北東部であろう。一部では「海のミルク」などと称されることもあるようだが、決してミルクのような味わいはないだろう。むしろ、磯の香りがぷんぷんと漂っていて、とてもはじめての人にとっては箸を付けたくないような、そんな香りの肴なのである。。

玄米効果が現れたのだ

genmai
先月から玄米食を再開したおいらである。白米の代わりに玄米ご飯が基本の食生活を1ヶ月近く続ける中で、体調の変化を自覚している。先ず現れた変化は、便通がみるみる良くなったこと。以前は運動不足等が影響してか3日以上の便秘が普通だったが、今ではほぼ毎日の便が日常的になった。これは実際に期待以上の効果と云えよう。それに伴って腰回りが軽く感じるようになった。ベルトの穴の位置が1つ分移動して、特に食事制限をしているわけでもないのに、ウエストが若干ではあるが細まっている。このまま上手くいけば、巧まざるダイエットが成功するかもしれない。

マグロのブツ切りで一献

magurobutsu
我が国の刺身の代名詞であるのがマグロの刺身。刺身でなくブツ切りで食しても、特に赤身の良さは味わえる。マグロはカツオの天敵ではあるが、確かにその赤身は美味なり。マグロは1番では無いが確かに美味い、ただし赤身に限るのだ。決して大型の高級マグロではない。けれども江戸前の食材としては、たぶんこちらのほうがメイン食材であったと想像されるのである。

焼きそばに紅ショウガはよく似合う

yakisoba01
晩餐の締めにて焼きそばを食した。添えられていたのが定番の「紅ショウガ」である。千切りにされたショウガを赤い色素に染めてひときわ鮮やかな添え物としての紅ショウガが出来上がる。比較的脂質が多い焼きそばの脂っぽさを中和させる作用がある。云わば焼きそばに紅ショウガとはベストパートナー。焼きそばに紅ショウガはよく似合うのである。ショウガに接する機会と云えば、他にも寿司に添えられるガリがある。ガリの方が実際には色素や調味料を用いていないので、よりフレッシュな味わいだ。だがおいらは寿司のガリよりも焼きそば用の紅ショウガの方が好きなのだ。脂っぽい焼きそばとのコンビネーションに満足するからだろうか、或は別の理由があるのか知らぬが、此の紅ショウガを食べたくなったときに焼きそばを注文するというおいらの癖はこれからも継続して続いて行くのだろう。

漬物の定番「白菜漬け」は昔ながらの郷土食かもしれない

hakusai01
美味い「白菜漬け」を食した。おいらが子供の頃には「白菜漬け」は毎日の食卓に無くてはならないくらいの定番ではあったのだが、近頃はあまり口にすることのないメニューとなってしまっていた。だが今でもこの「白菜漬け」は、おいらにとっての郷土食のひとつに数えられるべきメニューなのである。その昔は白菜漬けをご飯に巻いて、白菜巻きにして食べていたことなどを回顧している今日このごろなのである。

今年は富士山の方角に向かって恵方巻を食した

ehoumaki01ehoumaki02
今年の恵方巻の方角は西南西だという。おすらも今年もまた地元のスーパーで恵方巻を買って帰り、西南西の方向に向かってかぶりついていたのである。じつはおいらの住む土地から西南西の方向はと云えば丁度、日本一の山こと名峰富士山の方角にあたっているのであり、心情的には富士山への祈りにも似たものではあった。あらためて名峰富士山へのリスベクトの思いを込めつつ、何時富士山に登れることかはいざ知らずに、未だ果たせない富士山頂登山への思いを込めることとなっていたのだった。

ブリの脂が染みて美味い「ブリ大根」

buridaikon
冬の定番メニューこと「ブリ大根」を味わった。出世魚の代表ことブリは今の冬が旬だ。冬のブリのうまみを、これまた最大限に生かした料理は「ブリ大根」ということになる。「ブリ大根」の基本とは、大きくカットした大根にブリの旨味を吸わせて味わうということになる。大根は大きくカットせねばならないのであり、薄切り などにされた大根では此の味わいは体験出来ないのである。そしてそれなりの調理時間を必要とされる。大根の煮時間も20分は下ることがなく、決して簡単レ シピではあり得ない。そんなこんなの条件を満たしつつ「ブリ大根」を調理。新鮮なブリの切り身を用意した以外は、取りたてての調理法を使った訳ではなかったのだが、程よいブリのあまさがおいらの喉を唸らせるに充分なる出来前ではあった。冬季の酒のつまみ的料理として、これ以上の 奥深い味は無いものだと実感させるに充分である。

アーツ前橋「音色を奏でる絵画たち」展で師の作品に触れた

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA
前橋市内の「アーツ前橋」では、「音色を奏でる絵画たち」が開催されている。前橋市が収蔵する作品を中心にしながら、色彩や形がリズミカルな作品を展示しているというテーマに沿った企画展である。その展示内容はと云えば、パウル・クレーの水彩画の小品から始まって、ソニア・ドローネ、ジョアン・ミロ、難波田史男、等々の作品が展示されていたのだが、なかでも清水刀根、南城一夫、と云った、群馬県の前橋出身者や前橋市に縁のある作家たちの作品展示が中心である。

http://artsmaebashi.jp/

OLYMPUS DIGITAL CAMERAそんな展示会場を回っていたおいらに飛び込んできたのが、武澤久さんの「永遠慕情」という作品であった。おいらが高校一年生の頃に学んでいた美術の教諭であり美術部顧問でもあり、おいらがお世話になっていた、云わば恩師と呼ぶべき師の作品であった。武澤師の「永遠慕情」という作品は、色と形のとても明確な筆致が特長的であり、現代絵画のエッセンスを示した作品としてもとても評価されるべき作品である。おいらが師に学んでからもう数十年が経つが、師の明確かつ現代絵画のエッセンスを込めた作品に触れて嬉しく思っていたのである。