「タラ鍋」は主役級の美味なり

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冬が近づけば鍋が恋しい。今年も色々な鍋に接する機会が増えてきたような気がする昨今であるが、本日は「タラ鍋」というメニューにありついたのだった。

一昔前のおいらの食生活では、タラという食材は、世間一般的には「湯豆腐」の添え的助演的役割が期待されている。つまりはそれが主役の料理にはなかなか成り得なかったのである。それがいつの間にかタラが主役の鍋料理が目の前に出てきたのだから少々の驚きだったのである。

食したタラの鍋は味噌ベースのスープだった。あまり馴染みが無かった味噌スープとタラの取り合わせは、意外ながらに相性良し。それまでは脇役だったタラが主役級に格上げされるというイメージさながらの出会いであった。

何の面白み、メリットの無い「グノシー」を最短削除

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昨今、TVCM等では盛んに宣伝されている「グノシー」アプリを先日はついついの出来心でインストールしたのだが、本日は最短で削除した。数日使ってみて、何の面白味もメリットも無かったからというシンプルな理由からの行動ではある。どこらからか引用してきたニュースネタが網羅されているが、それらの切り口は極めて恣意的であり、ジャーナリズムのスピリットの欠片も見て取ることは出来ない。寄せ集めの情報の中から極めて恣意的かつ侵略的だ。様々な個人情報にアクセスしようとする。望んでもいないのに、facebook、Twitter等のアカウントと連携させようとするのはそんな侵略的意図の現れではある。さらに加えて本日は毎度のことながら故郷に帰省していて普段よりも我がスマートフォンの電池の消耗が激しいのに気付いていた。朝、昼、夕、晩、と望んでもいない更新情報を送りつけてくるグノシーアプリの影響であることは明らかであった。そんなことからおいらのスマートフォン人生では最短のアプリ削除となっていたのであった。

変わり餃子系「棒餃子」に出会ったのだ

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変わり餃子を見かけるとついつい食べたくなってしまう近頃のおいらである。中華料理店で一献やろうとしていて「棒餃子」なるメニューを見かけてつい注文してしまったのが、上の写真。その名の通り、大き目の餃子の皮を使って棒状に包むのが棒餃子。

皮の包み方は春巻きに近く、そもそも中国ではこの料理を餃子とは呼ばずに、鉄鍋餃子などと称されるという。日本でも「鉄鍋餃子」はしばしば見かけるメニューである。

中のあんがはみ出ないくらいにしっかりと包むので、肉汁がたっぷりと味わえる。特に最初の一口目にガツンとして餡の味が染み渡ってきたのだった。

「ギアラ(第4胃)」の歯応えは特筆されるのだ

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地元の焼肉店にて久しぶりに「ギアラ」を食した。牛の第4胃部位である。別名「赤センマイ」「アカセン」とも呼ばれ、コリコリとして歯応えがあるのが特徴である。噛み応えも抜群なるギアラは、例えてみれば、脂の乗ったスルメイカが素材とされる特別なスルメにも匹敵されるべきものではある。

そもそも牛という哺乳類は、4つの胃袋を持っている。「ミノ(第1胃)」、「ハチノス(第2胃)」、「センマイ(第3胃)」、「ギアラ(第4胃)」の4つである。草を主食とする草食動物でありながら、このような独立した胃袋を持つということは即ち、人知が及ばぬ自然の叡智が働いている一つの実例であると考えられる。生命を維持する機能の細分化については、人間が他の生物をおいて断トツだ等という説は、説得力を持たない俗説の一つとして取り扱われるべきである。それはさておき、4つの胃袋の中では「ハチノス(第2胃)」、「センマイ(第3胃)」の2つがモツ焼き屋の人気メニューとなっているのは、それらの独特の見た目、派手なルッキングのパフォーマンスによっていると常々考えていたところだ。それに引き換え「ミノ(第1胃)」、「ハチノス(第2胃)」の2つは、胃袋としての重要な機能を担っているのであり、ある種の地味なこの2つの胃袋が有する機能とともにその味わいもまた特筆されるのだ。「ミノ(第1胃)」はピチピチの歯応え抜群であり、「ギアラ(第4胃)」の方は見た目は悪いが奥深い味わいが楽しめる。新旧世代のある種の特徴が、この食材についても云えるのかも知れない。

秋からの寒い季節に「カキフライ」が美味しくなる

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秋からの冬期になって、牡蠣が恋しくなる。今宵は「カキフライ」を口にして、やはり旬の時期ならではの美味に酔い痴れていた。おいらはあまり揚げ物が好物ではなく、特にフライものはほとんど望んで口にすることはない。だがこの季節のカキフライは別格なのである。この冬の時期の牡蠣は「マガキ」という種類が流通している。粒は大降りであり、磯の香りの風味も満点。衣に包まれた瑞々しい牡蠣の身が目に触れて、箸を付ける瞬間はとてもドキドキとときめかせてくれる。そして口に含んだときの牡蠣の味わいは鮮烈であり、期待を裏切ることもない。

旬のカキフライはこの時期ならではのものなのである。たっぷり分厚い衣の間から身を見せる牡蠣の仕草は、ブクッとしていて肉厚である。さらには濃厚な牡蠣本来の香りを漂わせている。子供の頃からカキフライは秋冬の季節料理の定番となっていたのであり、洋食はあまり好きではないおいらがこの時期こそと競って食べ歩いていたという逸品のメニューではある。これは最早洋食の範疇を超えて日本食の一つとしての地歩を築いたと云えるのではないか。

八王子の個性派「壱発ラーメン」を食した

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久しぶりに「壱発ラーメン」に赴いてラーメンを食した。同店は八王子市内の、所謂「八王子ラーメン」の範疇に入らない独特のラーメンを提供している有名店である。

そのスープは白濁するくらいに煮込まれた背脂醤油スープ。見た目はこってりしつこそうだが、口にしたそのスープはまろやかであり、個性的な味わいなのだ。麺は中太の麺でスープとの絡みもよろしく基本的なラーメンの条件を満たしている。基本の醤油ラーメンでも、たっぷりの自家製チャーシューに加えて、若布、海苔、メンマがたっぷり。食べ応えも満喫できる。残念なのは塩気が強くて食後の胃袋には些かきつかったことである。

ちなみに同店の一押しのメニューは「ねぎとろチャーシューメン」である。味付けされた白髪ねぎととろろ芋、そして丼を覆い尽くすくらいのチャーシューがトッピングされているものだ。店内に入る客に一々声を掛けては、「お勧めはねぎとろチャーシューメンです。迷った人はこれをご注文ください…」等々の声を掛けて促すのだが、数回聞かされた客にとっては、個人的な感想ではあるが、些か鬱陶しいのだ。それでも常連客で賑わっているところを見ると、客もそんな煩い掛け声を容認しているのだろう。

■壱発ラーメン八王子店
東京都八王子市万町19-1
042-626-9948
http://ippatsu.co.jp/

「タコの活刺身」はタウリン豊富な秋の名物

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通常はタコの刺身といえばボイルされて赤くなったものだが、ボイルせずに提供されるタコの刺身が、活刺身という。もともとタコには抗酸化成分としてのタウリンが豊富なのであり、成人病予防のための必須の食材の一つである。タウリン成分は疲労回復のための成分として、様々なサプリメントにも活用されている。もともとタコから抽出される成分であるからタコの刺身から摂取するのに越したことは無いのだ

タコの活刺身というものはといえば、通常的に食べている茹でダコの食感に比べて格段に、コリコリとした食感がとても食欲なりをそそぐのである。

タコは食材として、様々に加工されるべき可能性の凝縮した存在である。だからと云って茹でたものを「刺身」と称する商法は少々問題であろうと思うのである。

「牡蠣と茸の松前蒸し」は逸品の和食メニュー

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今年も牡蠣が美味しくなってからしばしの時が経っている。生牡蠣は胃腸の体調にもよるのでこのところはめったに口にしないが、牡蠣料理を目にするとつい注文したくなってしまう季節でもある。そんなこんなの昨今、地元の居酒屋にて「牡蠣と茸の松前蒸し」という珍しいメニューを目にして早速注文してみたのだった。

先ずはそのメニューにある「松前蒸し」に注目した。出てきた料理をチェックすると、お皿の下には大きめの昆布が敷かれていて、シメジ茸、エノキ茸、等々の数種類の茸類に鮮度の良い牡蠣がその上に乗っかっているという構図の料理なのだった。松前という地域を冠した料理には「松前漬け」が有名であり、昆布出汁が大きなウエイトを占めているのであり、昆布出汁を大いに活かせる蒸し料理としての松前蒸しなのであった。

蒸し料理らしくその味付けは、ほのかな出汁の香りが鼻に漂ってくるくらいの控えめなのであり、牡蠣の食感と味覚を大いに活かしていた、逸品の料理となっていた。蒸し料理としての和食はこれからいろいろなメニューが排出されていくことを期待している。これぞ和食の技として登録したいくらいの調理法なのである。

前橋の「るなぱあく」で幼少期の想い出に浸る

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前橋市内の遊園地「るなばあく」を訪問したのだった。

http://www.lunarpark.jp/

「にっぽんいちなつかしいゆうえんち。」がコンセプトの遊園地である。数多ある他の遊園地との違いは、此処がとても世代間の異なる遊園地であり、しかも今尚、遊園地としての興業がまかなっているのであり、市民の憩いの遊園地として機能していると云うことなのである。

おいらは群馬県上州前橋市内の広瀬川周辺の家にて生を受けていたのだが、広瀬川近辺の散歩道歩道と共によく行っていた場所がと云えば、この「るなばあく」なのだった。おいらが幼少期に行っていた頃の以前にはとても子供達が楽しめるアイテムたちが満載であった。冒険心を刺激するような乗り物たちが、遊園地の色々な場所にて備えていたのであり、何度も何度もそれらの乗り物に乗りたい気持ちでこの遊園地を訪れていたものである。

流石に今どき、訪れてみれば、たいした遊園地だとは思えないのであるが、こんなたいしたことのない遊園地にこそ哀愁を呼び起こされるということは、ここに記しておきたいのである。しかもこの遊園地は結構広いのである。ジェットコースターもどきのウエーブスターライドは、例えばディズニーランドのそれとはまるで様相を異にしており、このマシンに乗ってもまるで究極のパフォーマンス等を味わうことは不可能である。もっともっと身近なパフォーマンス的な興奮としてのイベントを味わう場所なのである。ただし大切なことは、市民の憩いの場所として今なお機能しているということなのだ。うん十年も前のおいらが幼少期の頃と比べても、今の「るなぱあく」の賑わいやら、その存在感やらには、天晴れ的なる特別な思いを強くするのである。今なお現役的遊園地としての「るなぱあく」には天晴れの思いを強くしていたのである。

焼鳥専門店「小太郎」の串焼き

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八王子の焼き鳥専門店「小太郎」。少し前まで南口からすぐの場所に極狭の店を構えていたが、今年になり広い店へと模様替え。狭くて汚い店構えが懐かしい限りだが、串焼きの味はかつてと変わらないので屡々足を運んでいる。同店に足を運ぶ目的は、鶏や豚のモツ類を焼いた焼き鳥、焼きトン類はもちろんだが、それ以上においらの好みなのが「玉ねぎベーコン巻き」だ。大雑把にカットした玉ねぎにベーコンを巻き、串刺しにしてじっくりと焼いて出される。それを特製のつけダレにつけて食するのがルールだ。そのつけダレとの相性が抜群なので時々これが食べたくなり足を運んでしまう。ベーコンの脂が玉ねぎに染みて、ポン酢よりあまくさらりとしたタレと相まって、頬がとろけるような味わいなのだ。

■小太郎
東京都八王子市子安町1-2-1