遅ればせながら懐かしい故郷の「七夕祭り」に出遭ったのだ

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世に云う「七夕祭り」は7月7日の筈であり、とうに今年の七夕は終わってしまった筈だと思っていた。だが上州前橋へ故郷帰りしていた本日は、思いがけなく故郷の「七夕祭り」に遭遇したという訳だ。街中に近づくと浴衣姿の男女が目に付く。10代、20代の若い男女カップルに混じって40代以上のカップルや家族連れのほとんどどれもが浴衣姿。こんな光景を目にするやおいらは、此れは前橋市が市益をかけて主催する祭りに違いないと合点していた。案じていたとおりに、市街の中心地では、季節外れの「七夕祭り」が開催されていたという訳なのであった。

市街地に位置する「中央通り」「弁天通り」には夥しい数の屋台が出店していた。こんな光景は祭りの日にしか出遭うことができないのである。地元で育ったおいらにとってみてはとても懐かしい光景である。此のイベントには地元の商店街や学校からの応募作品が展示されていた。前橋一中美術部が出品した鶴の立体作品は見事な出来栄えではあり、特に目に付き思わず注目をして佇んでいた。

介護施設に入居している母に、久しぶりに地元の七夕祭りを見に行こうかと誘ってみたのだが、七夕祭りはもう飽きた、という一言で却下されていた。確かに此の季節の七夕祭りはまんねりであり、新鮮さに欠けている。もう一工夫があれば町興しができるのだろうがもう一歩が足りないという印象だ。