上州に帰省した帰りに、本年に世界遺産に登録されたという名勝地の「富岡製糸場」を訪れたのだ。一見すれば世界遺産というほどの迫力は無かったのだが、我が国における製糸業の典型的なスポットとなる遺産が残されていることが、世界遺産決定の決め手となったようである。群馬県出身のおいらとしてはとても喜ばしいことは云うまでも無い。もう何十年ぶりかという久しぶりに上信電鉄に乗って、上州富岡を目指した。所々に散見する田園の風景は、此の土地ならではのものではある。田舎と地方都会とが入り乱れていてとても稀有なる思いを強くしていたものではある。
(此の稿は続きます)