コンタックスGシリーズレンズ「CONTAX Sonnar T* 90/2.8」は、デジタルでも良好の味わい

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クラシックなフィルムカメラとしておいらが愛用している1台が「コンタックスG1」だ。一眼レフカメラとは対極をなすレンジファインダーカメラであるが、徹底的に電子化を図った機種として特筆される。主にスナップ的撮影には最適なフィルムカメラである。

開発発売元は京セラという日本のメーカーではあるが、コンタックスのブランドは、ライカと双璧をなす、ドイツのトップブランドであり、とりわけ「ツァイス・イコン」としての秀逸なレンズ群によって世界屈指の支持を得てきている。「CONTAX Sonnar T* 90/2.8」とはそんなツァイス・レンズの中のひとつとして未だに写真関係者たちの注目の的となっている。

普段使いのオリンパス製のデジカメにこの「CONTAX Sonnar T* 90/2.8」をセットして撮影してみた。使用したのは、コンタックスGマウントのレンズをマイクロフォーサーズのカメラにセットさせる「KIPON」社製のアダプタである。その結果としてのところ、ツァイスレンズの想像以上の味わいが秀逸であった。アナログ的レンズの珠玉としての「ツァイスレンズの」は、デジタルのカメラと交じわうことにより其の一層の存在感を示していると云ってよい。

アナログ的なふわっとした描写ながら、その描写力はデジタル世代のレンズに決して引けを取らない。程よいコントラストと色彩再現性の高さは目を見張るものがある。普段使いのオリンパスやニコン製レンズでは表現出来ない味わい深い表現を、このレンズが可能にしている。