帰省中の上州群馬にて、久しぶりに逸品の「水沢うどん」を味わったのだ。
つるつるした食感が独特な水沢うどんだが、今回味わったものは、通常の水沢うどんよりも細めの麺であり、たまたま歯科治療中のおいらにとっては食べやすく、しかものど越しも抜群であった。
水沢うどんというのはそもそもは、上州水沢地内にある水澤寺(水澤観音)付近で提供される手打ちうどんであったものであり、つやつやつるつるした独特の麺が特長である。四国の讃岐うどん、秋田の稲庭うどんとともに、我が国の「三大うどん」の一つとして評価されている。
乾麺でも生麺でも無く、半生の麺をじっくりと時間をかけて茹でることにより、逸品の食感が生まれるのだ。
実は三大うどんの中では水沢うどんが一番なのであり、それは即ち我が国のナンバーワンうどんである。まだまだマイナーな郷土食である「水沢うどん」は、もっと全国的にPRされるべきである そんなことを考えつつ、上州の郷土食を見直しながらにうっとりである。