午前中は東京の自宅で年賀状を書いて過ごしていた。年末は入院中の母の見舞いなどで帰省し、昨晩戻って、年末の公私にわたる片付けなどに精を出していた。いつもは年末に書いて出していた年賀状の投函も遅れてしまった。友人、知人の人たちには失礼を詫びたいしだいである。
毎年のことだが年末年始のTV番組はろくなものが無く、ちょうど先日購入していた、吉永小百合さんのDVDブックの「伊豆の踊り子」を観て過ごしていた。川端康成原作の名作が吉永小百合さん主演で映画化された、これまで部分的にしか鑑賞できなかった歴史的名作のひとつである。古典的清純派の面目躍如な映画には、映画本来のエンターティメントの神髄がそんざいする。解説には同作品が4度目の映画化とあったが、吉永さんと山口百恵主演の以外に知らないおいらには細かな検証出来かねるが、吉永さんの主演映画以上の「伊豆の踊り子」は存在し得ないことを思い知ったと云うべきだ。正月の過ごし方としては悪くは無かっただろう。