総選挙公布で俄かに岐路に立つ「第三極」勢力と無党派の行方

衆議院選挙が昨日公布され、俄かに選挙モードとなっている今日此の頃である。一般大衆マスコミが念を押すまでも無く、おいらは選挙に投票することを決めているが、今回の選挙ほど「無党派層」の動きが投票行動に対しての大いなる重みが認識されている選挙は無いと云える。

さて、かつては「ノンポリ」というのは無党派層に対する侮蔑的呼称ではあったが、今ではそんなことは云っていられない、上客としての政治的ターゲットとなっているのである。無党派層が顧客となる第三極陣営の動きで、今回の選挙の帰趨が決定されると云えそうなのである。こんな重大な局面において、大手数社マスコミの責任回避は異常とも取れるくらいに尋常ならざる事態に直面しつつある。

複数のマスコミ報道によれば、「維新」の勢力はかつての勢いにブレーキがかかり、「未来」が追いあげているが未だ差はついたままと云うような状況である。橋下と石原慎太郎の主義主張の矛盾が露呈されているが、それを批判するマスコミなどは皆無である。やはり、「週刊朝日」に対する維新側の攻撃が、ある一定の効果を発揮しているという、マイナスの要素が明らかとなっている。橋下維新に対するまともな批判も出来ないマスコミに対して、橋下+石原慎太郎の「維新」側は、更なる攻撃目標を明らかにしている。即ち、第二極となることによって、自民+維新の連立政権樹立であり、ここにきてそんなありうべからざる状況は現実味を増しつつあるのだ。だからこそ今回の選挙が、今後の我が国の将来に対して決定的な影響を与えてしまうであろうことを憂うとともに、何としても維新の排斥は最重要的政治行動であると云えるのだ。

現在の時点で考えられる最も危惧し排斥すべき政治的状況とは、自民と維新による政権獲得である。その間に公明が入るかも知れぬ、或いは民主が極めて馬鹿げたクッションの役割を担っていくのかも知れない。

消費税法案成立で負い目を負った民主がやりそうな選択である。出来るだけ早く民主は最低の野田を解任しなくてはならない。

此処は相撲におけるうっちゃりであれ、肩透かしであれ、あるいはとったり、けたぐり、であれ、維新に対して一矢報いる必要があるのである。その他色々あるけれども今宵はこのくらいにて、グッドナイト。