地元のスーパーで活きの良い鮮緑色のゴーヤを目にし、早速料理をしてみたのだった。特徴であるゴーヤのイボイボも感動的な位に際立っていていたのであり、このイボイボこそが身体を活き返させる苦さの源。浮き浮きとした気分で岐路についていた。
作ったメニューは「ゴーヤチャンプル」と「ゴーヤサラダ」の2種。一つは鉄板定番的に存在する一品、そしてもう一つが近頃入れ込んでいる「春雨」を使った野菜サラダ的メニューである。
どちらもこれからの夏には無くてならないゴーヤを素材に、その苦みを生かしたメニューである。TV料理番組等では、ゴーヤの苦みを消す料理法等と云った邪道的調理番組が蔓延しているが、ゴーヤの素材的魅力はあくまでもその苦みであり、その独特な苦みを舌で感じ、鼻腔で嗅ぐことこそがゴーヤ料理の味わい方の基本である。そんな基本的スタンスを抱きながら作ったメニューなのである。
■ゴーヤチャンプル
■ゴーヤサラダ