今日摘んでも明日には芽を開く「明日葉」のおひたし

今日摘んでも明日には芽や葉を開くということから「明日葉」と命名されたと云う。それほどの生命力を持った青菜として知られた健康食材。だが実際にはそれほどの(名前ほどの生命力)が存在するわけではない。それでも都内をはじめとする居酒屋にはこの「明日葉」メニューが人気だ。

多少癖のあるアクがあることから天ぷらにして出される店が多いようだが、おいらの好物は素直に湯掻いただけの「明日葉のおひたし」だ。アクはあってもそんな野生の風味をこそ味わえるのがおひたしなのだから、無理して天ぷらにして揚げる必要は無いのである。何かといえば「アクをとって…」等と云う料理研究家たちのコメントが目に付くが、そんなものは日本料理のマイナス的要因であり、決して肯定すべきものではないと云うことを主張しておきたい。

ともあれこの時期に「明日葉」を食べないと云う手は無い。モロヘイヤなどと云うライバルも存在するが、モロヘイヤ以上に明日葉の効能は高いと思う。積極的に摂取すべき食材なのだ。