八百屋には土付きのらっきょうが並ぶ季節がやってきた。店頭に並ぶのは、500gもの、1kgものとあるが、今年は500gものが多い。
聞くところによれば今年のらっきょうは例年よりも不作なのだという。いくぶんその大きさも、例年よりも小ぶりに見える。
ともあれ今年も1kgものらっきょうを買い込んで、らっきょう漬けを仕込んだのです。
まずは土付きらっきょうの芽と根の部分を包丁でカットし、薄皮も丁寧に剥いでいく。この行程に約1時間。そして流水でしっかりと洗い、沸騰した湯の中に入れ数十秒。年間を通して保存食材として利用するため、殺菌の為の行程は欠かせないのだ。
塩漬け、醤油漬け、等々と漬け方は様々あるが、今年はオーソドックスな甘酢漬けにしてみた。特にこれからの猛暑を乗り越えていく上で、酢の力は大いなパワーになるのだから、じっくりと漬け込んでいきたいものである。