数年前に新しく圧力鍋を購入して以来、調理も大変楽をしている。特にじっくり時間をかけるべき煮物等がいとも簡単に出来てしまうのだから有り難い。昔からあった圧力鍋は10リットル以上の大きなものだが、常に手元に置いて使いこなすのは難しかった。やはり手軽な3合炊き程度のものが使いやすい。
ただただじっくり煮込むという欧州田舎料理の「ポトフ」。昔は5時間以上は時間をかけなくてはならないとされてきた。ところが最近は、圧力鍋があればものの30~40分で出来てしまう。
大根、ジャガイモ、人参、玉葱、椎茸を大ぶりにカット。それに荒挽きウインナーを加える。充分な水分を張り、味付けは少々の塩のみだ。近頃は調味料を使わない料理のほうがピンと来る。味覚が以前とは変わっているようだ。スープには豚肉の出汁と野菜から出た旨み成分が溶け出して、とても品の良い出来栄えである。