武蔵小金井「百薬の長」のおでんでほっこり温まってきました

JR中央線「武蔵小金井」駅南口は再開発が進み、数年前の商店街がすっかり消え去ってしまった。代わりにコンクリートで打ち固められた広場、イトーヨーカ堂を始めとする巨大商業施設、等々が立ち並びかつての面影は無い。その点で北口には小さな商店街に人々が集まり、小都市ならではの賑わいがある。

北口を出て徒歩1分程度のところにある「百薬の長」は、駅近でありながら長い歴史を有する大衆居酒屋であり、おいらも過去にはよく通っていた。もつ焼きの種類が多く、メニューを見れば20種類もが表示されている。そんな新鮮なもつの味を求めてやってくる客が多いが、おでんや煮込みもまた侮れない。冬に温かいおでんを頬張ればお腹も心も温まり、居酒屋巡りの醍醐味を味わえるのだ。もつ焼きを6本とホッピーを2セット、そしておでんを2皿のお替り。おでんをお替りしたのは珍しいくらいだが、それだけ温まってきました。

「酒は百薬の長」という古えの言葉から取った店名はユニークだが、同店では焼酎3杯、日本酒5杯までと決められていて、それ以上はオーダーストップ。つまりは泥酔者は店に来るなという訳だ。それかあらぬか地元の常連客はよく喋りよく笑うが、大虎で暴れだす酔客などは見かけない。六本木より小金井で飲みたいと思うこの頃なのだ。

■もつ焼き百薬の長
東京都小金井市本町5-12-15